目次

Editorials

米政府の宇宙開発重視のため、NASAの天文学分野の予算が圧迫されているが、宇宙での科学研究を守るため、研究者も声をあげるべきだ。

Holding the line at NASA p.491

doi: 10.1038/431491a

バイオテクノロジー分野の技術や情報の共有化をめざすBIOS計画は、支援に値する。

Open-source biology p.491

doi: 10.1038/431491b

News

米国がジェネリック医薬品の使用を認めないため、エイズの国際的な臨床試験に遅れが。

Global AIDS trial denied patients as US balks at generic drug use p.493

doi: 10.1038/431493a

パイオニア10、11号に働く謎の力を解明したいと、物理学者たちが方法を模索。

Support sought to investigate sluggish Pioneers p.494

doi: 10.1038/431494b

サル由来のウイルスSV40がヒトの癌の原因になるという説は誤りの可能性が大。

Monkey virus may be cleared of cancer link p.495

doi: 10.1038/431495a

中国が化石の不法取引の取締りを強化したことで、かえって混乱が。

Ancient ships lifted from NaplesNULL railway tunnels p.496

doi: 10.1038/431496a

News Features

ホルモン療法:危険な特効薬?

A dangerous elixir? p.500

テストステロンは活力、精力、知力を高めると言われるが、健康に害はないのだろうか。

doi: 10.1038/431500a

水産養殖:トラブルのもと

Fishing for trouble p.502

マグロの養殖場を外海に移す計画は、環境上の問題を引き起こす可能性が指摘されている。

doi: 10.1038/431502a

News & Views

加速器物理学:レーザー航跡を足がかりとする電子ビーム

Electrons hang ten on laser wake p.515

レーザーパルスの航跡に生じるプラズマ波を使って電子を加速することができる。高い加速度に加えて、今回細くてエネルギーの揃った高品質のビームが得られるようになり、このテーブルトップ型技術の将来性を示すものとなっている。letters, p.535, 538, 541 参照。

doi: 10.1038/431515a

植物の病気:イネの敵の地下生活

Underground life for rice foe p.516

世界中のイネの主要な病気であるいもち病については、まだ解明すべきことが多い。この病気の原因菌は植物の地上部に感染するだけでなく、根部に感染する病原菌と同じく根にも侵入できることが明らかになった。letters, p.582 参照。

doi: 10.1038/431516a

ヒトの進化:すべての人の系図

Pedigrees for all humanity p.518

ヒト集団の歴史と地理的条件を組み込んだモデルでシミュレーションを行ったところ、現在生きているすべてのヒトの系図上の祖先にあたる個体が生存していたのは、ほんの数千年前だという結果になった。highlights 参照。

doi: 10.1038/431518a

宇宙論:ダークエネルギーって何?

What is dark energy? p.519

いわゆるダークエネルギーによって駆動される宇宙の膨張速度は加速しつつあるらしい。アインシュタインの宇宙定数はどこかに隠れているのだろうか?見つけだす方法はありそうだ。

doi: 10.1038/431519b

地球気候変化:氷河の流れをスピードアップ

Glacial pace picks up p.519

南極の海に浮かぶ巨大な棚氷の崩壊は、崩壊の起こった湾に氷河が流れ込むのを加速したことになる。長期的に見ると、もしこういうことが大規模に繰り返されれば海水準に影響が及びそうだ。

doi: 10.1038/431519a

細胞生物学:トンネルの端でみえるもの

Sight at the end of the tunnel p.520

トリガー因子と呼ばれるシャペロン分子は、新たに合成されたポリペプチド鎖がタンパク質合成装置から顔を覗かせたところに結合する。この分子の結晶構造からすると、これは疎水性のゆりかごの役割を果たしていると考えられる。letters, p.590 参照。

doi: 10.1038/431520a

トンネルの端でみえるもの

p.520

"トリガー因子と呼ばれるシャペロン分子は、新たに合成されたポリペプチド鎖がタンパク質合成装置から顔を覗かせたところに結合する。この分子の結晶構造からすると、これは疎水性のゆりかごの役割を果たしていると考えられる。letters, p.590 参照。"

doi: 10.1038/fake94

生物地球化学:34億年前に光合成がとった選択肢

100 and 50 years ago p.522

南アフリカで採集された34億年前の岩石から古代の海洋環境を再構成してみたところ、当時すでに光合成微生物が存在していた可能性が高くなった。しかし、新たな展開が見られている。highlights 参照。

doi: 10.1038/431522a

Article

免疫:CD4リンパ球の系列決定における免疫シナプスの役割

A role for the immunological synapse in lineage commitment of CD4 lymphocytes p.527

doi: 10.1038/nature02916

Letters

宇宙:高赤方偏移クェーサー中のダスト源としての超新星

A supernova origin for dust in a high-redshift quasar p.533

doi: 10.1038/nature02930

物理:極めて強いレーザープラズマ相互作用による相対論的電子の単色エネルギービーム

Monoenergetic beams of relativistic electrons from intense laser-plasma interactions p.535

doi: 10.1038/nature02939

物理:プラズマチャネルガイディングを使ったレーザー航跡場加速器による高品質電子ビーム

High-quality electron beams from a laser wakefield accelerator using plasma-channel guiding p.538

doi: 10.1038/nature02900

物理:単色エネルギー電子ビームを発生するレーザープラズマ加速器

A laser-plasma accelerator producing monoenergetic electron beams p.541

doi: 10.1038/nature02963

化学:DNA鋳型合成とin vitro選択によって可能となった反応発見法

Reaction discovery enabled by DNA-templated synthesis and in vitro selection p.545

doi: 10.1038/nature02920

海洋:34億1600万年前の海洋で光合成を行っていた微生物マット

Photosynthetic microbial mats in the 3,416-Myr-old ocean p.549

doi: 10.1038/nature02888

地球:大気−海洋−海底相互作用による地球の連続的な自由振動の励起

Excitation of Earth's continuous free oscillations by atmosphere-ocean-seafloor coupling p.552

doi: 10.1038/nature02942

進化:北米東部の並外れた第三紀後期森林生物相で見つかった2つの新しい食肉類

Two new carnivores from an unusual late Tertiary forest biota in eastern North America p.556

doi: 10.1038/nature02819

考古:アジア東北部の高緯度北方域で最古の人類の存在に関する新証拠

New evidence on the earliest human presence at high northern latitudes in northeast Asia p.559

doi: 10.1038/nature02829

進化:すべての現生人類の最近の共通祖先をモデル解析

Modelling the recent common ancestry of all living humans p.562

doi: 10.1038/nature02842

環境:高CO2条件下で1,000世代にわたる選択を受けた緑藻の表現型

Phenotypic consequences of 1,000 generations of selection at elevated CO2 in a green alga p.566

doi: 10.1038/nature02945

遺伝:Pack-MULE転位因子は植物の遺伝子進化にかかわっている

Pack-MULE transposable elements mediate gene evolution in plants p.569

doi: 10.1038/nature02953

認知:自然視覚条件での知覚入力によって作動中の皮質活動の動特性に加えられる小規模な調節

Small modulation of ongoing cortical dynamics by sensory input during natural vision p.573

doi: 10.1038/nature02907

細胞:線虫のアセチルコリン受容体のクラスター形成に必要な膜貫通型タンパク質

A transmembrane protein required for acetylcholine receptor clustering in Caenorhabditis elegans p.578

doi: 10.1038/nature02893

遺伝:イネいもち病の病原菌は根部に感染する菌類に典型的な成長過程を経る

The rice leaf blast pathogen undergoes developmental processes typical of root-infecting fungi p.582

doi: 10.1038/nature02880

生化学:モロニーマウス白血病ウイルスの2量体ゲノムパッケージングの構造的基礎

Structural basis for packaging the dimeric genome of Moloney murine leukaemia virus p.586

doi: 10.1038/nature02944

生化学:リボソームと複合体を形成したトリガー因子は新生タンパク質を入れるゆりかご状分子構造を形成する

Trigger factor in complex with the ribosome forms a molecular cradle for nascent proteins p.590

doi: 10.1038/nature02899

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