Letter 物理:プラズマチャネルガイディングを使ったレーザー航跡場加速器による高品質電子ビーム 2004年9月30日 Nature 431, 7008 doi: 10.1038/nature02900 高強度レーザーに駆動されたプラズマ波の電場(航跡場)によって粒子が加速されるレーザー駆動加速器は、数百G Vm-1の加速電場を実現している。このような電場は、従来方式の高周波加速器で実現可能な電場の数千倍以上になり、レーザー加速器はコンパクトな次世代の高エネルギー電子源や放射源として興味が持たれている。しかし、これまでは集束したレーザーパルスの伝搬距離を拡大するための制御方法がなかったため、加速距離は厳しく制限されていた。この短い加速距離から100パーセントの電子エネルギー拡がりを持つ低エネルギービームが生じ、そのため、応用範囲が限定されていた。本研究では、数パーセントのエネルギー拡がり、低いエミッタンス、そして高いエネルギー(80MeV以上の電子が109個以上)の電子ビームを発生するレーザー加速器を実現した。この技術では、予め成形しておいたプラズマ密度チャネルを使って、相対論的強度のレーザーをガイドし、その結果、より長い伝搬距離を得る。この成果は、コンパクトでチューナブルな高輝度の電子源と放射源の実現への道を開くものである。 Full Text PDF 目次へ戻る