The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

2026年3月20日 ~ 2026年4月19日

1

多くの細菌防御系に共通する高次複合体の形成

Nature 651 2026年3月26日

今回、2つの研究が、異なる2つの抗ファージ防御系について報告している。これらはいずれも、感染していない細胞には通常見られない幾何学的構造を形成するファージ由来のタンパク質を感知することに基づく、類似した活性化機構を備えている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10060-8

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10075-1

2

パーキンソン病治療の狙いどころ

Nature 651 2026年3月26日

今回H Liuたちは、皮質運動領域ではなく身体認知行動ネットワーク(SCAN)を標的化すると、パーキンソン病に対する経頭蓋磁気刺激(TMS)療法の有効性が倍増することを明らかにしている。これは、パーキンソン病のさまざまな深部脳刺激(DBS)標的が、効果器特異的な運動領域ではなくSCANと選択的に結合している事実と関連しているようだ。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10059-1

3

新しいセントロメアの進化を形作る仕組み

Nature 651 2026年3月26日

今回、菌類が持つポイントセントロメアは徐々に進化し、新しいセントロメアバリアントは、浮動、有性生殖、選択によって、集団中に広がることが報告されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00629-2

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-09779-1

4

酵母で新たなセントロメア構造が進化した仕組み

Nature 651 2026年3月26日

今回、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)における遺伝的に定義されたポイントセントロメアは、エピジェネティックに維持されるセントロメアからLTR(長い末端反復配列)レトロトランスポゾンの転用を介して進化したことが報告されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00629-2

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10092-0

5

襟鞭毛虫の柔軟な多細胞化機構

Nature 651 2026年3月26日

今回、襟鞭毛虫の一種Choanoeca flexaの多細胞形態が、クローン型の過程によって、または多様な自由生活性細胞の接着によって発達し得ることが報告されている。こうした集合機構は、海岸の水たまり(splash pool)の塩分変化への適応であると考えられる。異なる水たまりにはC. flexaの遺伝的に異なる株が生息しており、それらの株間の集合は、集合型多細胞性の特徴である血縁認知によって抑制されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00292-7

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10137-y

6

カリブ海のサンゴ礁食物網における多様性の低下

Nature 651 2026年3月26日

今回、窒素同位体データを用いて、先史時代と現代のカリブ海のサンゴ礁における魚類群集の栄養構造を比較した研究で、現代のサンゴ礁では、食物連鎖が先史時代のものより短く、魚類の食性の特殊化もより少なくなっていることが明らかになった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-025-10077-z

7

特定の二酸化炭素排出による気候の損失と損害の定量化

Nature 651 2026年3月26日

今回、過去の排出による将来の損害は同じ排出による過去の損害より少なくとも1桁大きくなることが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10272-6

8

循環水との同時注入による二酸化炭素の地下貯留

Nature 651 2026年3月26日

今回、水の供給が限られた地域で炭素隔離を可能にする、再循環水を用いた地下の二酸化炭素(CO2)鉱物化手法が報告されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00635-4

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10130-5

9

中程度の温暖化でも極端な気候が生じる

Nature 651 2026年3月26日

今回、例えば2℃という中程度の地球温暖化に伴う極端な気候が、平均気温上昇が3~4℃の場合よりも深刻になり得ることが示されている。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-00640-7

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10237-9

10

生きた生物における生化学反応の磁気共鳴による制御

Nature 651 2026年3月26日

今回、磁気共鳴を用いて、生きた生物における生化学反応の制御に成功したことが報告されている。具体的には、高周波磁場によって量子相関ラジカル対を操作し、遺伝子を導入した線虫の一種Caenorhabditis elegansの生体分子過程に対して遠隔で影響を与えられることが実証された。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10282-4

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