The Nature Top Ten アクセスランキング
Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。
2023年11月11日 ~ 2023年12月11日
赤方偏移1付近での銀河の双極アウトフロー
Nature 624 2023年12月7日
今回、赤方偏移z ≈ 1に位置する銀河のサンプルに対して、10 kpc以上のスケールに及ぶ双極のアウトフローガスが存在することが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06718-w
従来の微細加工技術だけでできる2 nmのナノ共振器
Nature 624 2023年12月7日
今回、カシミール–ファンデルワールス相互作用を利用することで、従来のリソグラフィーとエッチングにより、シリコン中に2 nmという微小な自己集合共振器を形成したことが報告されている。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-03685-0
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06736-8
単一分子スピン共鳴の観測
Nature 624 2023年12月7日
通常、単一分子のスピン共鳴の観測には、正味のトンネル電流や磁性体の探針、単一電子トランジスター、光信号が必要である。今回、デコヒーレンスを生じさせることなく、力検出スキームを用いてこれを実現したことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06754-6
オールインワン・ドーピングによるペロブスカイト電池の特性向上
Nature 624 2023年12月7日
今回、同一種の分子だけを用いてドーピングと不動態化を順次行うことで、性能と安定性を向上させた、狭バンドギャップペロブスカイト太陽電池が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06707-z
超高面積キャパシタンスのくし型マイクロスーパーキャパシター
Nature 624 2023年12月7日
今回、面積キャパシタンスが非常に高い、くし型マイクロスーパーキャパシターが報告されている。このキャパシターは、垂直配向グラフェンにフェムト秒レーザースクライビングで幅5 μmのラインを形成することによって実現された。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06712-2
能動学習によるスループットの高い材料発見
Nature 624 2023年12月7日
今回、新規安定結晶構造のスループットの高い発見を可能にする、大規模な能動学習を用いた新しいプロトコルが報告されている。A Merchantたちは、これによって220万種類の構造を特定しており、そのうち38万1000種類が、新たに発見された材料であった。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06735-9
新規材料を合成する自律型実験室
Nature 624 2023年12月7日
今回、計算、文献データ、能動学習、ロボット工学を組み合わせて、無機粉末を合成する自律型実験室「A-lab」が開発されている。A-labは、17日間連続して稼働し、41の新規化合物を発見・合成した。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06734-w
全球の森林の炭素ポテンシャルの統合的評価
Nature 624 2023年12月7日
今回、複数の手法の組み合わせに基づく、全球の森林の炭素ポテンシャルの見積もりが提示されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06723-z
気候シナリオと排出インベントリーをそろえる
Nature 624 2023年12月7日
今回、土地利用による排出に関連した国別のインベントリーと削減経路をそろえると、ネットゼロになる時期を早め、累積排出量を少なくする必要性が示唆されることが見いだされている。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-03504-6
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06724-y
高温乾燥環境では一年生植物が有利
Nature 624 2023年12月7日
今回、一年生植物と多年生植物の全球的な分布がマッピングされ、一年生種は、全植物種の6%と以前の推定よりもその割合がはるかに少なく、高温の乾燥したバイオームに多く見られることが明らかになった。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06644-x