The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

2026年9月27日 ~ 2026年10月27日

1

7 eVのバンドギャップを持つ半導体材料

Nature 658 2026年10月15日

電流の切り替えを行うパワーデバイスが高電圧を扱う能力は、半導体のバンドギャップによって決まる。今回、7 eVという巨大なバンドギャップを持つ半導体材料が報告されており、著者たちはこれを用いて、最高615 Vで動作可能なダイオードとトランジスターを作製した。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-02968-6

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-11085-3

2

自身のRNAを翻訳するリボソーム

Nature 658 2026年10月15日

今回、人工的に改変した細菌のリボソームを再構成することで、自身のリボソームRNA(rRNA)内にコードされたタンパク質を翻訳できることが実証されている。この研究は、生体工学への応用の可能性を持つ自己完結型の翻訳系を示すとともに、RNAワールドで初期のタンパク質合成がどのように機能し得たのかについて、妥当と考えられるモデルを提示している。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10962-1

3

ゲノム編集成分を細胞へ運ぶAI設計の輸送体

Nature 658 2026年10月15日

今回、天然タンパク質ドメインと合成タンパク質ドメインの両方を含む集合体を、人工知能(AI)を用いて設計できることが示されている。この集合体は、積み荷として核酸(今回の例ではRNA)を包み込む。このような輸送体は、細胞内にゲノム編集成分を送り込む治療に利用できる可能性がある。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10952-3

4

ヒト皮質のグリア細胞タイプの3Dエピゲノム

Nature 658 2026年10月15日

妊娠中期のヒト大脳皮質における主要な4つのグリア細胞タイプについて、包括的な三次元(3D)エピゲノム解析結果が報告されている。この解析によって、系譜特異的なシス調節エレメント候補(cCRE)が明らかになるとともに、それらのcCRE内に位置する神経精神疾患リスクバリアントに優先順位が付けられた。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10987-6

5

ニューロンの細胞内補体H因子に神経保護作用

Nature 658 2026年10月15日

C Mayerたちは今回、神経炎症に関連した神経変性において、ニューロンの補体H因子(CFH)が保護的な役割を果たすことを実証した。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10981-y

6

抗生物質と糖類が腸マイクロバイオームに及ぼす影響

Nature 658 2026年10月15日

J Peledたちは今回、入院患者が抗生物質による摂動後に糖類を多く含む食品を摂取すると、腸内微生物相のディスバイオーシスが長期化し、病原性共生細菌が増加しやすくなることを報告している。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-02782-0

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-11077-3

7

感染症流行時のゲノム解析を迅速かつ容易に

Nature 658 2026年10月15日

今回、専門的な訓練や大量の計算資源を必要とせず、感染症のアウトブレイク時に病原体ゲノムを迅速に解析できる、高速かつスケーラブルで使いやすいツールであるDelphyが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-11012-6

8

成体海馬の可塑性回復で記憶と回路を改善

Nature 658 2026年10月15日

今回、神経発達障害モデルにおいて、成体海馬のパルブアルブミン発現抑制性ニューロン(PV IN)でMeis2の発現を回復させると、経験依存性PV IN可塑性が回復し、記憶とネットワーク機能が改善され、発作が抑制されることが示されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10907-8

9

アルツハイマー病の初期病態とErbb4異常発現

Nature 658 2026年10月15日

今回、興奮性ニューロンにおけるERBB4の異常な発現が、アルツハイマー病(AD)病態の初期の駆動因子である可能性が報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10964-z

10

皮質ニューロンの多様性を支えるニッチ信号

Nature 658 2026年10月15日

今回、皮質オルガノイド中の放射状グリア前駆細胞は広範な等能性を示す一方で、クローン内のニューロンの多様性は低下することが報告されている。この結果は、正常な皮質細胞タイプの多様性の生成における、非細胞自律的なニッチ信号の重要性を示している。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10916-7

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