The Nature Top Ten アクセスランキング
Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。
2023年5月1日 ~ 2023年5月31日
大規模キュービットで示された量子アニーリングの優位性
Nature 617 2023年5月4日
今回、量子アニーリングプロセッサーを用いて、量子相転移を通した三次元スピングラスの臨界ダイナミクスを調べた結果が報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05867-2
単一元素材料が示す二次元強誘電性
Nature 617 2023年5月4日
今回、単一元素材料であるビスマス単層膜において、二次元強誘電体相を実現したことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05848-5
コロイド量子ドットによる電気励起自然放射増幅光
Nature 617 2023年5月4日
今回、電気的に励起された自然放射増幅光を示すコロイド量子ドットデバイスが報告されている。この成果は、量子ドットレーザーダイオードへの重要な一歩である。
News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-023-01386-2
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05855-6
分子レベルで立方晶氷を追跡する
Nature 617 2023年5月4日
氷の形成は至る所で見られるが、分子レベルで直接マッピングすることは困難である。今回、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、表面における立方晶氷の核形成と、欠陥構造の進化の様子が追跡されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05864-5
超分子らせん秩序化によるデバイス用ホモキラル膜の作製
Nature 617 2023年5月4日
今回、堆積時に揮発性添加剤を用いて共役ポリマーの超分子らせん秩序化を調整でき、スピントロニクスデバイス向けのデバイスに相性の良いホモキラル膜を作製できることが実証されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05877-0
ハインリッヒイベントの両極への影響
Nature 617 2023年5月4日
今回、氷山の大群が北大西洋に放出された事象が、グリーンランドの気温にはほとんど影響を及ぼさなかったことが示されている。一方、こうした「ハインリッヒイベント」は、同時期の南極の温暖化と関連していた。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05875-2
1日当たり数百メートルの急速な氷床後退
Nature 617 2023年5月4日
今回、過去の退氷期に、ユーラシア氷床がノルウェー大陸棚のほぼ平らな部分全体にわたって1日当たり最大数百メートルの速度で後退したことが示されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05876-1
熱帯林の種分布と炭素収支を予測する高木の通水特性
Nature 617 2023年5月4日
今回、アマゾンの森林では、干ばつ耐性形質が地域によって大きく異なることが報告されている。また、通水限界の付近で活動している森林ほど、地上部の生物量の蓄積が少なく、枯死率が高いことが明らかになった。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05971-3
コムギの収量を増やす新たな戦略
Nature 617 2023年5月4日
今回、ブラシノステロイドシグナル伝達の抑制によって、穀粒収量が緑の革命品種を上回る半矮性コムギ品種が作製されたことが報告されている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-06023-6
歩みを進める機構が解明された
Nature 617 2023年5月4日
今回L Frankたちは、ラットで、海馬の空間位置の神経表現と、運動系で制御される前肢の踏み出しリズムが同調していることを明らかにしている。
Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-023-05928-6