The Nature Top Ten アクセスランキング

Nature アクセスランキングでは、前月nature.comで、最もダウンロードが多かった記事や論文をランキングしています。日本サイトでは、一部日本語要約も掲載しております。ここにおけるランクは、論文・記事の質、科学的重要性、引用回数などを示すものではありません。人気のあったコンテンツをお楽しみください。

2026年7月24日 ~ 2026年8月23日

1

低温に強い花粉で作物収量を守る

Nature 656 2026年8月6日

寒波は花粉を機能不全に陥らせることで、作物に深刻な被害を与える。今回、花粉の発生中に植物が低温をどのように感知し、応答するかが報告されている。特定されたペプチド受容体シグナル伝達経路が花粉の低温耐性を高め、トマトで約52%、イネで約18%の収量を回復させた。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10603-7

2

誤り訂正の容易な2キュービットゲート

Nature 656 2026年8月6日

今回、2つのマイクロ波共振器にデュアルレール方式で符号化されたキュービット間の2キュービットゲートが報告されている。このアーキテクチャーでは、誤りの主因(消失)が明確であり、検出と訂正を容易に行える。このため、より標準的な誤り訂正手法と比較して、リソースのオーバーヘッドの点ではるかに有利にスケーリングできる量子誤り訂正を実行する道筋が得られる。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10822-y

3

絶縁層不要の多レーン光輸送

Nature 656 2026年8月6日

今回、4種のフォトニックバレー・ハーフ半金属(PVHSM)ドメインを組み合わせ、互いに極めて近接させて積層することにより、100%の空間効率で堅牢な多レーン一方向光輸送が実証された。この構造では厚い絶縁性クラッドを必要とせず、光を所定の方向へ引き回すことのできる超小型フォトニック回路を構築できる。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10817-9

4

直流で動作するペロブスカイトポラリトンレーザー

Nature 656 2026年8月6日

今回、極低温において電気的に励起されるペロブスカイトレーザーが示されている。光マイクロ共振器にペロブスカイトマイクロプレートとカーボンナノチューブ電極を集積することによって、このデバイスは、8 Kでの直流注入下において、ポラリトンレーザー発振を実現した。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10824-w

5

インターカレーションによる磁性半導体ランタノイドMXeneの合成

Nature 656 2026年8月6日

今回、炭素インターカレーションを用いて層状ハロゲン化物から磁性半導体ランタノイドMXeneを生成するボトムアップ合成経路が報告されている。これらのMXeneは1.26〜1.71 eVにバンドギャップと強磁性挙動を示し、このため、スピントロニクス応用に役立つ可能性がある。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10802-2

6

CO2を取り込んだポリエステルの合成

Nature 656 2026年8月6日

今回、二酸化炭素(CO2)雰囲気からCO2を50 mol%直接取り込んだポリエステルが設計・合成されたことが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10848-2

7

脂肪酸のラクトン化/脱水素化による生物活性分子合成

Nature 656 2026年8月6日

今回、パラジウム触媒を用いる脂肪酸のラクトン化/脱水素化によって、一連の生物活性分子を合成する方法が報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10826-8

8

社会科学実験を予測できるLLM

Nature 656 2026年8月6日

今回、大規模言語モデル(LLM)が、人間の専門家と同程度の精度で、社会科学の調査実験の結果を正確に予測・シミュレートできることが示されている。さらに、パイロット試験、介入の選択、追試が必要な効果の特定、ならびにリスクの特定に、LLMをどのように使用できるかが評価された。

News & Views doi: 10.1038/10.1038/d41586-026-01875-0

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10742-x

9

化石によって確かめられた苔虫動物門の起源

Nature 656 2026年8月6日

カンブリア紀前期の化石Protomelission gatehouseiを苔虫動物とすることを巡っては、これまで議論が続いてきた。今回新たに発見された、保存状態の極めて良好な化石によって、P. gatehouseiが実際に苔虫動物であることが裏付けられ、さらにこれと類縁関係にある新たなタクソンも見つかった。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10590-9

10

炎症性腸疾患の単一細胞アトラス

Nature 656 2026年8月6日

今回、炎症性腸疾患(IBD)の患者の血液と腸生検から得られた、単一細胞レベルのゲノム情報資源IBDverseが報告されている。

Article doi: 10.1038/10.1038/s41586-026-10627-z

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