Nature

Cover Story: 輝かしい報告:熱撮像によって明らかになった始原的な小惑星の多孔質性

Nature 579, 7800 (2020年3月26日)

表紙は、炭素質(C型)小惑星162173 Ryugu(リュウグウ)の熱画像である。C型小惑星は約46億年前に形成された天体で、それらを構成する始原的な物質から太陽系の起源を明らかにできる可能性がある。しかし、C型小惑星は最も一般的なタイプの小惑星であるにもかかわらず、その物理的特性についてはほとんど分かっていない。今回、岡田達明(宇宙航空研究開発機構ほか)たちは、探査機はやぶさ2に搭載された熱探知カメラ(中間赤外カメラ;TIR)が、リュウグウとの接近遭遇時に捉えた熱撮像データの解析結果について報告している。今回の結果は、リュウグウが、おそらく極めて多孔質の小さな岩石がゆるくまとまった集合体であることを明らかにしている。著者たちは、宇宙の大部分に広がっているふわふわした塵と惑星などの稠密な岩石質天体の間のミッシングリンクである可能性を示唆している。

今週の目次とハイライト

The Nature Top Ten

バックナンバー

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature 創刊150周年:科学的根拠による真理の探究

2020年1月号

この1世紀半の間に科学は重大な変化を遂げたが、科学的証拠と透明性は、かつてないほど重要になった。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature
 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature
 “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

研究者の皆様

Nature 購読者の皆様への情報、また、Nature に論文投稿をお考えの方、すでに Nature に論文が掲載された著者の皆様に、リプリントサービスや購読特典をご紹介いたします。

著者の皆様へ

投稿サイト

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

第21回「Taste science, culture and communication」

イベントレポート配信中

その他のイベント

研究職ほか最新お仕事求人情報

Nature Career

プライバシーマーク制度