Nature

Natureの表紙

Cover Story: 特集:健全な研究室を作り上げるには:実り多い研究グループを作り維持する方法

Nature 557, 7705 (2018年5月17日)

健全な研究環境は、良質な科学の基本である。しかし、それはめったに議論されることのない側面でもある。理由の1つは、研究室の「健全性」は複雑で、評価するのが難しいことである。研究室の健全性とはつまり、一体感やコミュニケーション、期待やトレーニングといった多くの要素から生まれるものだ。本号の特集では、作業環境がどのように研究の質や意欲を形作るのか、そして、研究事業を強化するためにできることは何かについて検討する。今回Natureは、3000人以上の研究者を対象に、研究文化を育み改善する方法に関する直接的経験について調査を行い、その結果に基づいて、研究室の機能を妨げ得る問題点や、研究室を最も働きやすい場所にするのを助ける重要事項を解き明かしている。(Introduction

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

“ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

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