Nature Index 2020 Artificial Intelligence
Nature Index 2020 Artificial Intelligenceでは、AIの開発に向けて各国が熾烈な競争を繰り広げている今、AI研究の論文出版数が最も多い機関やそのコラボレーター、この分野を牽引する研究者とその研究など、AIにまつわるさまざまな疑問に答えます。
Nature Index 2020 Germany
Nature Index 2020 Germanyでは、今回初めてドイツを特集し、ユニバーシティ・オブ・エクセレンスの採択理由となった研究プログラムやイニシアチブについて検証し、学術機関と非学術機関との協力や学際的なアプローチを特徴とする57の「クラスターズ・オブ・エクセレンス」で進められている研究を紹介します。
Nature Index 2020 South Korea
Nature Index 2020 South Korea では、基礎研究助成金と独創的な発見に投資することで「先導者」をめざす、韓国の戦略を検証します。基礎科学研究院(Institute for Basic Science, IBS)の大規模なネットワークに対する監視の強化が及ぼす影響、新世代のバイオテクノロジー、人工知能、サイバーセキュリティービジネスの成熟と韓国の今後についても考察します。
Nature Index 2020 Annual Tables
Nature Index 2020 Annual Tables では、高品質な論文で2019年の自然科学研究を牽引した機関と国々をご紹介します。
Nature Index 2020 Cancer では、生存率を上げるための、高額で熾烈な競争における成功例と課題を紹介します。それは良いニュースばかりではありません。治療法が改善しても、がんによる死亡の70%が発生する国々では、そうした治療を受けることができないからです。
Nature Index 2019 Materials Science
Nature Index 2019 Materials Science では、未来の新産業を生み出す材料を探索します。また、エネルギーハーベスティングの興味深い分野に注目し、新たな材料の発見を通して物理の世界を広げる若手研究員のスターを紹介します。
Nature Index 2019 Collaboration and Big Science
Nature Index 2019 Collaboration and Big Science では、国境を越えたコラボレーションが直面する危機と、地政学的な行き詰まりにもかかわらず関係が強化されている研究者を調査しています。 また、3つの主要な分野で最も成功している米国、中国、ヨーロッパの「ビッグサイエンス」企業に注目しています。
Nature Index 2019 Young Universities
Nature Index 2019 Young Universities では、世界で最も興味深い新設大学に注目し、対麻痺の治療、火星の津波、医療用マイクロボットなど、これらの大学の知名度向上に貢献した研究を紹介します。クイーンズランド工科大学の高分子化学者Christopher Barner-Kowollik教授の言葉を借りれば、「革新は、研究の主流ではなく傍流で起こる」のです。
Nature Index 2019 Biomedical Sciences
生物医学研究は、近年驚異的な進歩を遂げています。新しく登場した強力な計算手法の後押しを受け、人間の健康に関する理解は多くの点で大きく様変わりしています。Nature Index 2019 Biomedical Sciences では、今後数十年間の間に、世界中の数十億におよぶ人々の生活の質(QOL)を向上させ、寿命を延ばすことが期待される研究主導型イノベーションの事例を取り上げるとともに、生物医学の知識の変容を牽引する機関にも注目します。
Nature Index 2019 Japan
日本は、世界の科学に対する貢献度の低下を食い止めるために、国際共同研究に期待しています。でも、本当にそれで十分なのでしょうか?Nature Index 2019 Japanでは、この問いに対する答えを探るべく、海外の科学者との結びつきが強い自然科学分野の科学者を幅広く紹介するほか、日本が世界中の科学者を誘致することのできる魅力的な “research destination” となるために必要な変革を考察します。
Nature Index 2018 Science Cities
多様性に富んだ優秀な才能は都市に集約されます。創造的な活動によって生み出される活気にあふれ、大きな構想を実現するための資本を呼び込む都市部は、科学的探求にとって理想的な環境です。Nature Index 2018 Science Cities では、各地域を牽引する5つの科学都市に注目し、公正性や雇用といった、それぞれの都市が現在の地位を保ち続けるために解決しなければならない問題を取り上げます。
Nature Index 2018 Rising Stars
科学の発展を促すのは、自由な発想を持つ人々です。Nature Index 2018 Rising Stars では、こういった科学を牽引する人々、とくに自然科学分野におけるRising Star(期待の新星)を特集します。2018年特集では、Nature Indexのデータベースにおいて卓越した業績が認められ、さらに競争の激しい学術界において突出した情熱、野心、柔軟性を示した研究者を紹介します。また、過去3年間のデータを解析し、予想を上回る成長を遂げた機関、国、地域も取り上げます。
Nature Index 2018 Earth and Environmental Sciences
今回Nature Indexが、自然科学を生命科学、物理科学、化学、地球環境科学の4分野に大別し、高品質な研究論文の発表数を分野別に比較したところ、国際共同研究の割合が最も高いのは地球環境科学であることが分かりました。地球環境科学論文の国別分析では、最多発表国は依然として米国でその数は圧倒的ですが、上位10カ国が軒並み減少傾向にあることとは対照的に、中国が急速に成果を伸ばし、2017年の発表数は5年間で実に94%増加、米国に次いで世界第2位となりました。
Nature Index 2018 Japan
昨年、日本の研究力の低下について報告した Nature Index 2017 Japan は、大きな波紋を呼びました。以来、日本の科学界は危機感をつのらせています。
今回Nature Index 2018 Japan では、高品質な科学的アウトプットに対する日本の寄与の低下に歯止めがかかっていない現状を報告しなくてはなりません。しかし、良い兆しも見られます。Nature Indexのデータによると、自然科学分野における全論文に対する高品質な研究の割合を国別に見てみると、日本の順位は5位から4位に浮上しています。
平成30年版 科学技術白書(文部科学省)引用
コラム 2-10『国際的な科学誌ネイチャーが特集した我が国の科学研究の現状 』(P. 227 | 18ページ中16ページ)
Nature Index 2017 Science Inc.
いま、多くの大企業が基礎研究から撤退しつつあります。革新的技術を後押しする、この高額でリスクの高い「知識の創出」部分は、大学などの教育機関や政府機関に業務委託する方向へとシフトしています。Nature Index 2017 Science Inc. では、科学界における企業の役割の変化と、こうした現状が高品質な研究に与える犠牲と恩恵を検証します。
Nature Index 2017 Science Cities
科学は都市部で発展します。2050年には世界人口の2/3が都心で暮らすと予測され、ますます知識と新しいアイディアは都市部に集中することになります。今回 Nature Index 2017 Science Cities では、科学的な信頼性、都市による優位性、世界とのつながりという観点において優れている、質の高い自然科学研究を行う10都市を取り上げます。
Nature Index 2017 Innovation
政府や研究資金提供機関は、近年ますます、科学的知識が経済的・社会的な利益に与えるインパクトの解析に注力しています。こういった流れを受けて、今回は高品質な研究と新製品・サービスの商業化における関連性を検証します。特許出願データの論文引用分析など、科学的発見と経済的なポテンシャルの関係性を解明します。
Nature Index 2017 Japan
いま、科学先進国としての日本の立場が脅かされています。いまだ世界的な科学界において「トップレベル」として位置づけられてはいるものの、発表論文は減少の一途をたどっています。
Nature Index 2017 Japan では、この下降傾向に歯止めをかけ、先進国として返り咲くための日本の取り組みを取り上げています。政府は予算削減による研究力低下を食い止めるため、国立大学改革を打ち出しましたが、それは多くの時間を要し、確実ともいいがたいものでした。
メディア掲載
- 共同通信『日本の科学研究は「失速」 論文数、5年で8%減少』2017/3/23 03:00
- NHK『英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘』2017/3/23 04:36
- 毎日新聞『日本の科学研究、この10年で失速 ネイチャーが特集』2017/3/23 05:00
Nature Index 2016 Collaborations
高品質な科学を提供する責任を担う機関・国同士は、強固なパートナーシップを構築しがちな傾向があります。中国と米国は、ともに最高品質の研究論文発表国であり、ほかのどの国よりも多く共同研究を行っています。Nature Index 2016 Collaborationsでは、中国・米国の例をはじめ、共同研究の成功例を取り上げます。
Nature Index 2016 Australia and New Zealand
Nature Index 2016 Australia and New Zealand では、両国の自然科学研究を取り上げています。最も貢献度の高い国内都市や機関に焦点をあて、たとえば近隣地域内でのパートナーシップが重要な役割を果たしたケースなど、その成功の要因を検証します。
Nature Index 2016 Rising Stars
Nature Index 2016 Rising Stars では、Nature Index が蓄積する全世界8000以上の機関による高品質な論文を元に、現在科学界において急成長している大学や研究機関、国を特集します。学術ランキングの上位を占めるような一流機関の持つ、実績やリソースなしに研究力を大きく向上させた「現在上昇中 (Rising Star)」の機関や国を多く取り上げています。
Nature Index 2016 Saudi Arabia
2015年サウジアラビアは、高品質な論文輩出国として、地域でもっとも大きな成長を遂げました。この急成長に不可欠な要素となったのが、強力かつ有益な世界の主要国との共同研究です。
これにより、サウジアラビアは地域の先導国として台頭し、いま世界の舞台を視野に入れ確実に歩みを進めています。
Nature Index 2016 Japan
これまで、高品質な研究論文の輩出国としてNature Index の上位に位置づけられていた日本 ― 今回の最新分析は、その立場を揺るがす結果となりました。
Nature Index 2016 Japan は、近年日本のハイインパクト論文発表数が減少傾向にあると報告。同時に、多くの機関が国内外の研究協力体制を強化していることを、肯定的な側面としてあげています。
Nature Index 2015 Collaborations
世界をリードする研究を推進する上で、共同研究の重要性は年々高まりを見せています。Nature Index 2015 Collaborations は、Nature Index が蓄積する高品質な科学論文データを用いて、機関・国における共同研究のパターンを分析し、グローバルリサーチの生態系、共同研究が生み出す力と影響力を解説しています。
Nature Index 2014 - Global
Nature Index のリリースに併せて発行された Nature Index Global 2014 には、2013年のデータにジャーナリスティックな分析と解説が掲載されています。Nature Index Global 2014 は、前述の68誌に多くの研究論文を出版した国々と研究機関にスポットライトを当てています。Nature Index のデータからより深く多角的な理解を促すために、人口統計データ、各国の研究開発費や助成金などの外部情報も取り入れています。