注目の論文
COPDの表現型の画像化
Nature Medicine
2012年10月8日
Imaging COPD phenotypes
慢性閉塞性肺疾患(COPD)のサブタイプを見分ける画像化技術の報告が寄せられている。この方法を使えば、より正確な診断が可能になるので、個々の患者に合わせて肺の損傷を的確にねらった治療を行うのに役立つだろう。
COPDは、肺の末梢気道が狭くなって気流が制限される病気で、完全に元には戻らない。COPDは、肺組織の破壊や肺気腫、その他の気道の機能性疾患によって起こる。
Brian Rossたちは、末梢気道の病変のタイプを見分けるのに役立つ画像バイオマーカーを開発した。従来の生理学的肺機能検査では、この識別はできなかった。Rossたちが作成したコンピューター断層撮影(CT)に基づく画像化バイオマーカーでは、肺機能の局所的変動の吸気CT画像とkokiCT画像とを比較することにより、COPDの重症度、表現型が識別でき、病変の位置が特定できる。
doi: 10.1038/nm.2971
注目の論文
-
7月1日
心理学:AIが生成した応答を人間によるものと表示すると共感が高まるNature Human Behaviour
-
7月1日
加齢:慢性炎症はすべての集団において加齢と関連するとは限らないNature Aging
-
6月27日
動物学:笑い声を聞いたボノボは、報酬を期待する可能性が高まるScientific Reports
-
6月26日
生態学:バッタの群集行動を抑制Nature
-
6月25日
ゲノミクス:古代 DNA がカルパチア盆地の多様なコミュニティー組織を明らかにするNature Communications
-
6月24日
化学:細菌がプラスチック廃棄物を鎮痛剤に変換Nature Chemistry