Nature Energy

エネルギーの供給は、現代社会の中核にある重要課題であり、エネルギーの取得方法と利用方法、そして我々の要求を満たすのに十分なエネルギーが存在しているのかといったことが問題となっています。増え続けるエネルギー需要には、それに見合ったエネルギーの供給が必要で、持続的に供給されなければなりません。こうした課題への取り組みは、自然科学や社会科学、行動科学の多くの分野において極めて重要であり、数十億ドル規模のグローバル産業の注目を集めています。

2016年1月に創刊されるNature Energy は、エネルギーの生成と貯蔵、供給と管理、さまざまな関係者のニーズや要求、エネルギー技術とエネルギー政策が社会に及ぼす影響などに関して、現在続けられている議論のすべての側面を探究することを目的としています。さらに、今ある知識を深め、次世代の技術とソリューションの発展に新たな知見をもたらす研究に注目しています。Nature Energy は、エネルギーの最前線で活躍するすべての関係者が集まって、エネルギー分野のさまざまな側面について学ぶことのできるフォーラムとなることを目指します。

最新Research

  • 中温作動固体酸化物形燃料電池のための自己組織化動的ペロブスカイト複合カソード

    Self-assembled dynamic perovskite composite cathodes for intermediate temperature solid oxide fuel cells

    掲載

    固体酸化物形燃料電池の電極は、稼働中に安定している必要がある。今回著者たちは、タングステンを置換元素として利用し、ペロブスカイト型酸化物を二相複合体として安定化した。得られた材料は、相の組成を動的に調整して、稼働状態で高い触媒活性を維持した。

  • モデル化とin situ X線散乱によるナノ多孔性炭素スーパーキャパシターにおけるイオンの閉じ込めと脱溶媒和の定量化

    Quantification of ion confinement and desolvation in nanoporous carbon supercapacitors with modelling and in situ X-ray scattering

    掲載

    電気化学的貯蔵システムは複雑であるため、電極と電解質の間のイオンダイナミクスの研究は困難である。今回著者たちは、in situ X線散乱とモンテカルロシミュレーションを組み合わせて、ナノ多孔性炭素スーパーキャパシターにおけるイオンの閉じ込めと脱溶媒和を包括的に解明する方法について報告している。

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著者インタビュー

  • 酸素発生能の寿命を50倍以上に伸ばす光触媒シート開発
    - 成功の秘訣は助触媒の自己再生機能 人工光合成実現に一歩先進

    况 永波氏、山田 太郎氏、堂免 一成氏

    太陽エネルギーを利用して水を分解し、長時間、効率よく酸素を発生させる光触媒シートの開発に、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)と東京大学、東京理科大学のグループが成功した。従来20時間程度にとどまっていたシートの酸素発生寿命を1100時間以上に飛躍的に伸ばし、将来の人工光合成の社会実現に道を開く成果だ。短寿命につながるシート表面の劣化を克服し、自己再生機能を持たせたのが特長で、Nature Energy 2017年1月号に発表された。中心となって研究を進めた東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻のポスドク、况永波さん、堂免一成教授、上席研究員の山田太郎さんに開発の経緯、意義などを聞いた。

  • 有機溶媒電解液にかわる水系のリチウムイオン伝導性液体発見
    - 安価、安全、高性能なリチウムイオン電池実用化に道

    山田 淳夫氏、山田 裕貴氏

    不燃、無毒、安価な“水”をベースとした新たなリチウムイオン伝導性液体「常温溶融水和物(ハイドレートメルト;hydrate melt)」を、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻の山田淳夫教授、山田裕貴助教らの研究グループが発見した。この伝導性液体は、リチウムイオンの輸送特性も高く、電気的安定性にも優れ、3V以上で実用化されているリチウムイオン電池の電解液である有機溶媒に置き換わりうる。火災、爆発の危険性を極限まで低下させ、低価格の次世代リチウムイオン電池の開発につながると期待される。成果はNature Energy 10月号(8月26日オンライン掲載)に発表された。開発に至る経緯、新たな伝導性液体の特徴、今後の研究の方向性などについて、山田教授、山田助教に聞いた。

編集長インタビュー

  • エネルギー研究の新しいフォーラム

    2016年4月に開催された Nature Café では、どのようにしてエネルギー研究に従事するさまざまな分野の研究者を集めるかについて、Nature Energy 編集長の Nicky Dean が見解を示しています。

    Nature Energy は、2016年1月に Nature 関連誌として創刊されたエキサイティングなジャーナルです。

    昨今、非常に活気にあふれているエネルギー研究について、また、多岐の分野にわたるエネルギー研究者間のコミュニケーションの促進に果たすNature Energy の役割について、Springer Nature のアソシエイトエディター Simon Pleasants が Nicky Dean にインタビューしました。

第17回 Nature Café レポート

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