注目の論文
心の目
Nature Neuroscience
2012年6月4日
The mind’s eye
ヒト脳の側頭頭頂接続(temporoparietal junction; TPJ)における活動は、視覚の特性を示す可能性が、今週のNature Neuroscience電子版に報告されている。この結果は、TPJにみられる信号が意識的認識を支えていることを示唆している。
これまでの研究では、TPJが目立つ刺激や予期せぬ刺激の検出に重要であると示されており、この領域の損傷は空間無視や注意制御の欠陥につながりかねないとされている。
Michael Beauchampほかの研究者は、てんかんの外科処置のため脳に電極を埋め込んだ患者について調べた。患者の脳のうち初期視覚系のある領域に、場合によっては閃光を感じさせるかさせないか程度の弱い電気刺激を加えた。その結果、TPJにも同時に応答があった場合にのみ患者は光を感じると申告していることをBeauchampらは発見した。見えにくい対象の検出能力がTPJの信号を乱すと減少することもわかり、この脳領域と視覚とのさらなるつながりが示唆される。
doi: 10.1038/nn.3131
注目の論文
-
7月17日
環境:2021年、速度超過を避けていたら、米国のドライバーは1日あたり2200万ドルを節約できたかもしれないCommunications Sustainability
-
7月17日
神経科学:麻痺後の手の動きと触覚の回復Nature Medicine
-
7月16日
環境:ヨーロッパ全域で粉塵汚染が増加しているNature
-
7月9日
気候:植物の減少により危機にさらされるアマゾンの文化と知識Nature
-
7月3日
スポーツ:マラソン中に「壁にぶつかる」可能性は、男性の方が2倍高いScientific Reports
-
6月30日
進化:出産の困難さはヒトに特有ではないNature Ecology & Evolution
