注目の論文
【生物電子工学】イオントランジスターを用いた論理ゲート
Nature Communications
2012年5月30日
Bioelectronics: Towards ionic circuitry
論理ゲートは、論理回路の基本的構成要素だが、イオントランジスターを用いた論理ゲートの作製について報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。今回開発された論理ゲートは、さまざまな生化学的、生物医学的応用にとって重要な意味をもつかもしれない。
電子ではなく、イオンを用いたトランジスターは、人工的なシグナル伝達デバイスを生物系内に集積化するための利用に有望視されている。このイオントランジスターを用いたイオン回路を開発するには、イオンシグナルと生体分子シグナルの輸送と送達を厳密に制御する必要がある。今回、M Berggrenたちは、イオントランジスターを用いた論理ゲートを作製し、このイオントランジスターが、生物系内で使用するために必要な生理学的塩濃度で動作することを明らかにした。
doi: 10.1038/ncomms1869
注目の論文
-
11月14日
医学:豚からヒトへの腎臓移植の長期経過観察Nature
-
11月14日
生態学:鳥インフルエンザがサウスジョージア島の繁殖期のゾウアザラシ個体数を半減させるCommunications Biology
-
11月13日
気候変動:ムンバイにおける異常降雨に関連した不均衡な死亡率Nature
-
11月11日
加齢:多言語使用は老化の加速を防ぐかもしれないNature Aging
-
11月11日
バイオテクノロジー:超音波がマウスの脳卒中後の脳内残留物を除去するのに役立つNature Biotechnology
-
11月6日
神経科学:時間の経過とともに発達する脳の変化を解明するNature
