注目の論文
臨床診断を手ごろな価格に
Nature Medicine
2011年8月1日
Making clinical diagnoses affordable
医療資源の限られた辺鄙な地域でも感染症の早期発見ができるようになる、安価な方法の報告が寄せられている。
世界の最も貧しい地域では、臨床検査のために医療機関や研究機関を訪れる確実な交通手段がない場合もあるが、そういった地域に住む人々の健康状態の改善につながる技術の開発は、科学技術の難しい課題の1つである。
S Siaたちは、製作、液体処理、シグナル検出のための新しい操作を1つにまとめた経済的で使いやすい感染症アッセイ、“mChip”アッセイを開発した。この“mChip”の試験をルワンダで行い、地元で採取した何百もの血液サンプルを調べたところ、使用する血液わずか1マイクロリットルでHIVと梅毒の診断に優れた性能を発揮し、その感度は実験室で行われている臨床検査に匹敵することがわかった。
doi: 10.1038/nm.2408
注目の論文
-
10月10日
老化:食事制限がマウスの健康と寿命に与える影響Nature
-
10月9日
バイオテクノロジー:電気縫合はラットの創傷治癒を促進するNature Communications
-
10月8日
老化:人間の平均寿命の延伸が鈍化しているNature Aging
-
10月3日
神経科学:ショウジョウバエの脳の完全な地図Nature
-
9月26日
ウイルス学:牛のH5N1型インフルエンザは搾乳によって広がる可能性があるNature
-
9月26日
進化:哺乳類の顎関節の起源を調査するNature