Research Press Release
敏感なティーンエージャー
Nature Neuroscience
2010年5月17日
青年期は期待した以上のよい結果を知らせる神経信号に敏感であることが、Nature Neuroscience (電子版)で報告される。この信号を伝達するのは報酬処理の要として有名なドパミン系と考えられており、青年期にみられる報酬探索行動の増加に関係している。
Jessica Cohenらは青年期の被験者に、画像を見てそれに応じた行動をとると金銭報酬が得られるという課題を行わせた。学習の最中に機能的磁気共鳴画像法を実施したところ、期待を上回る結果に関連する脳の応答は、青年のほうが成人よりも大きいことが示された。
この結果は、危険を伴う報酬探索行動が青年期に頻繁にみられる原因が、実りのなさそうな結果に対する感受性の低下ではなく有望そうな結果に対する感受性の亢進にあるという仮説を裏付ける。
doi:10.1038/nn.2558
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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