Research Press Release
アフリカ系米国人男性の前立腺がんリスクに関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2011年5月23日
アフリカ系米国人男性の前立腺がんリスクに関連する遺伝的多型が新たに同定された。この研究成果を報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。毎年ほぼ90万人が新たに前立腺がんと診断され、前立腺がんを原因とする死者は全世界で約258,000人にのぼっている。そして、アフリカ系男性における前立腺がんの発症率が他の民族より高いことが、よく知られている。今回、C Haimanらは、染色体17q21上の遺伝的多型が、アフリカ系男性の前立腺がんリスクに関連していることを報告している。このリスク多型は、非アフリカ系の集団ではまれにしか見られず、アフリカ系男性に特異的な多型だとHaimanらは考えている。
doi:10.1038/ng.839
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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