Research Press Release
前立腺がんに関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2011年7月11日
前立腺がんに関連する遺伝的多型について報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。この新知見と過去に報告された前立腺がんの感受性座位を合わせれば、前立腺がんの家族性リスクの最大25%を説明できると考えられる。
前立腺がんは、先進国の50歳以上の男性が最も高い頻度で診断されるがんである。
R Eelesの研究グループは、前立腺がんの多段階ゲノムワイド関連解析を行い、今回は、4,574のがん症例と4,164の対照例を用いた第3段階の解析結果、そして、30の国際的研究で得られた51,311症例による追試の結果を報告している。この解析により、前立腺がんの感受性に関連する7つのゲノム領域が新たに同定され、今日までに同定された前立腺がんの感受性座位の数は40を超えた。
doi:10.1038/ng.882
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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