注目の論文
身体にやさしいナノ材料
Nature Materials
2009年2月23日
Body-friendly nanomaterials
体内での画像化や薬物送達に用いることのできる非毒性多機能ナノ粒子が、Nature Materials(電子版)に発表される。
M Sailorらは、薬物を運ぶことのできる多孔質シリコンナノ粒子を作製した。それらのナノ粒子を体内に入れることにより、腫瘍におけるナノ粒子の進行や蓄積が光学的に画像化できる。最終的には、ナノ粒子は害のない成分に分解され、腎臓を経て短時間で体内から排出される。
体内でのモニタリングを可能にする固有の光学活性をもつほとんどのナノ粒子は、毒性または非生分解性を示すか、毒性副生成物を生成することがわかっている。このチームが作製した毒性のないナノ粒子は、病気治療への応用の可能性を一歩現実に近づけるものである。
doi: 10.1038/nmat2398
注目の論文
-
5月15日
理論物理学:二体問題を解くNature
-
5月15日
惑星科学:月内部の非対称性を示す証拠Nature
-
5月14日
Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
5月9日
物理学:卵は横向きに落とすと割れにくいCommunications Physics
-
4月24日
量子物理学:通信インフラを活用した長距離量子通信Nature
-
4月15日
生体医工学:視覚障害者の移動を支援するウェアラブルAIシステムNature Machine Intelligence