注目の論文
魚の皮膚構造からカモフラージュ機能が明らかに
Nature Photonics
2012年10月22日
Nature Photonics: Fish skin structure explains biological cloaking
今回研究された魚の皮膚がこうした優れた機能を持つのは、低屈折率細胞質層によって隔てられた高屈折率グアニン結晶層の積層体で構成されるからである。重要なのは、皮膚には光学特性の異なる2種類のグアニン結晶が含まれているため、幅広い角度にわたって反射が偏光の影響を受けないというNicholas Roberts らの発見である。
自然界では一部の水生動物が偏光の違いを検出できる視覚を持つことが知られている。したがって、こうした環境ではこの偏光中性が特に重要と考えられる。
doi: 10.1038/nphoton.2012.260
注目の論文
-
10月31日
古生物学:アンモライト宝石が鮮やかな色を得る仕組みScientific Reports
-
10月30日
気候変動:南極の棚氷が海洋温暖化によって脅威にさらされているNature
-
10月30日
惑星科学:圧力下で水の世界が形成されるかもしれないNature
-
10月23日
環境:リチウムイオン電池リサイクルのための国際的な枠組みNature
-
10月23日
素粒子物理学:チームワークがニュートリノの挙動の理解を深めるNature
-
10月23日
量子物理学:「時間を逆転させる」ことで量子ダイナミクスを探るNature
