注目の論文
脳動脈瘤に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2010年4月5日
Genetic variants associated with brain aneurysm
頭蓋内動脈瘤の高いリスクに関連する3つの遺伝的多型が新たに同定されたことを報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
頭蓋内動脈瘤(「脳動脈瘤」ともよばれる)は、脳内の動脈にできた風船状のふくらみで、そこから血液が漏れ出したり、破裂したりすることがある。このような脳内出血があると、重度の神経損傷が起こり、患者の命が失われることが多い。頭蓋内動脈瘤は、一般集団の約2%で発生し、動脈瘤出血を起こした者の50%以上が30分以内に死亡する。
M Gunelらは、ヨーロッパと日本の約6,000人の頭蓋内動脈瘤患者を対象としたゲノムワイド関連解析を行い、頭蓋内動脈瘤のリスクに関連する3つの遺伝子座を新たに発見した。
doi: 10.1038/ng.563
注目の論文
-
11月14日
医学:豚からヒトへの腎臓移植の長期経過観察Nature
-
11月14日
生態学:鳥インフルエンザがサウスジョージア島の繁殖期のゾウアザラシ個体数を半減させるCommunications Biology
-
11月13日
気候変動:ムンバイにおける異常降雨に関連した不均衡な死亡率Nature
-
11月11日
加齢:多言語使用は老化の加速を防ぐかもしれないNature Aging
-
11月11日
バイオテクノロジー:超音波がマウスの脳卒中後の脳内残留物を除去するのに役立つNature Biotechnology
-
11月6日
神経科学:時間の経過とともに発達する脳の変化を解明するNature
