注目の論文
脳動脈瘤に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2010年4月5日
Genetic variants associated with brain aneurysm
頭蓋内動脈瘤の高いリスクに関連する3つの遺伝的多型が新たに同定されたことを報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
頭蓋内動脈瘤(「脳動脈瘤」ともよばれる)は、脳内の動脈にできた風船状のふくらみで、そこから血液が漏れ出したり、破裂したりすることがある。このような脳内出血があると、重度の神経損傷が起こり、患者の命が失われることが多い。頭蓋内動脈瘤は、一般集団の約2%で発生し、動脈瘤出血を起こした者の50%以上が30分以内に死亡する。
M Gunelらは、ヨーロッパと日本の約6,000人の頭蓋内動脈瘤患者を対象としたゲノムワイド関連解析を行い、頭蓋内動脈瘤のリスクに関連する3つの遺伝子座を新たに発見した。
doi: 10.1038/ng.563
注目の論文
-
9月17日
健康:長期的なコロナウイルス感染症の後遺症は月経障害と関連するNature Communications
-
9月17日
気候変動:温暖化が熱帯地域の土壌からの二酸化炭素排出を増加させるNature Communications
-
9月12日
環境:アマゾン先住民の領域が人間の健康に恩恵をもたらすCommunications Earth & Environment
-
9月12日
動物学:タコはあらゆる作業に最適な腕を前面に出すScientific Reports
-
9月11日
古生物学:トカゲのような生物の起源をさらに遡るNature
-
9月11日
環境:2023年のカナダ山火事の長期的な影響を評価するNature