注目の論文
非コードRNAがアルツハイマー病を進行させる
Nature Medicine
2008年6月30日
A noncoding RNA may drive Alzheimer’s disease
アルツハイマー病を進行させる可能性のある分子機構が発見された。この機構にかかわるのは酵素βセクレターゼ1(BACE1)で、今後の治療法の標的になるかもしれない。
タンパク質をコードするRNAの多くには、対応する相補的な天然RNA分子が存在し、その大部分は非コードRNAのようである。C Wahlestedtたちは、酵素BACE1に対応する相補的な非コードRNAを同定した。このRNAは、アルツハイマー病患者やアルツハイマー病に似た症状を示すマウスモデルに存在し、BACE1のRNAやBACE1タンパク質の量を正に調節する。
アミロイドβはBACE1の作用によって生じる分子で、アルツハイマー病に特徴的にみられるアミロイド斑に蓄積するが、このアミロイドβに曝されると前述の非コードRNAの発現が増加し、BACE1レベルが上昇して、正のフィードバックループが働き、さらにアミロイドβが形成される。
doi: 10.1038/nm1784
注目の論文
-
4月24日
音楽:クラシックとジャズの複雑さの「スケールダウン(簡素化)」Scientific Reports
-
4月23日
ロボット工学:卓球ロボットが鮮やかなプレーを披露Nature
-
4月23日
疫学:コウモリ由来コロナウイルスがヒト細胞に侵入する経路を特定Nature
-
4月21日
健康:腸内細菌叢の変化はパーキンソン病への進行を示しているかもしれないNature Medicine
-
4月21日
古生物学:古代の植物はいかにして大量絶滅を生き延びたのかNature Ecology & Evolution
-
4月14日
医学:兄弟間の幹細胞移植がHIVの長期寛解と関連するNature Microbiology
