Research Press Release
ミシシッピ川三角州を再建するために利用可能な砂
Nature Geoscience
2014年4月21日
ミシシッピ川下流の流路は、大量の砂の貯蔵庫を含んでおり河口における土地の損失を軽減することに役立っているとの報告が、今週のオンライン版に掲載される。これまでは、上流のダムが、ミシシッピ川の三角州に新しい土地を作り、三角州が沈没しないために必要な堆積物の供給を止めていると考えられてきた。
Jeffrey NittrouerとEnrica Viparelliは、ミシシッピ川下流の堆積物量を解析し、堆積物の全量(砂と泥の両方)は減少しているが、砂の量はダムの建設以降著しく減少しているわけではないことを見つけた。さらに、数値モデルはミシシッピ川下流の流路の砂の量は次の600年間に20%以下減少することを示唆している。
三角州の土地を作るためには泥よりも砂が重要であると仮定すると、この研究は、今後の数世紀もの間にミシシッピ川の三角州が沈没してしまうのを防ぐために、砂は手軽で有用となることを提案している。
doi:10.1038/ngeo2142
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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