Research Press Release
若年の睡眠の利点
Nature Neuroscience
2013年2月25日
潜在知識を顕在知識へと変換するのに、子どもの睡眠のほうが大人のそれよりも効果的だとの研究が、今週のオンライン版に掲載されている。
Jan Bornほかの研究者は、試行錯誤法を用いてパネルにあるボタンを決まった順序で押す訓練を子どもと大人に施した。一晩の睡眠の後、被験者にボタンを押す 順序を明示的に思い出すよう依頼した。この顕在記憶試験では、子どものほうが大人より成績がよかった。Bornらは、睡眠中の徐波活動 (SWA)が子どもではいっそう緩やかで、その程度は顕在記憶能力と相関していたと記している。
子どもに関するほかの記憶課題でも睡眠に依存する利点が示されているが、これら効果の多くは大人にみられるものに比べわすかもしくは似たよう なものである。潜在的な経験から顕在知識への変換は、子どもの睡眠にとくに有利だと思われる。
doi:10.1038/nn.3343
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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