Research Press Release
2000年代に対する1930年代のグリーンランド氷河の後退
Nature Geoscience
2012年5月28日
海に到達しているグリーンランド南東部の氷河は、1930年代に比べて過去10年間にはより早く後退していると、今週号のNature Geoscience onlineに発表された研究が報告している。二つの期間において大気と海洋の温度は似ており、異なった氷河種の温暖化に対する感度が変化したことを示唆している。
Anders Bjork等は、第二次世界大戦時にアメリカ軍が撮影した航空写真と人工衛星画像のみならず、1932-33年にグリーンランド南東部の海岸を系統的に調査した歴史的航空写真を整理し、過去80年にわたるグリーンランド南東部の縁辺地域における変動を研究した。彼らは、全体的な氷河の後退は1930年代の温暖期には2000年代と同様に活発であったことを見つけた。しかしながら、異なった氷河種の温暖化に対する応答は異なっていた。
関連するNews and Viewsの記事でBenjamin Smithはこの研究が「2000年代の(グリーンランド氷河の)後退は、氷床の温暖な大気と海洋温度に対する典型的応答を示している」と書いている。
doi:10.1038/ngeo1481
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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