Research Press Release
【太陽電池】高度にフレキシブルな有機太陽電池
Nature Communications
2012年4月4日
厚さが2マイクロメートル未満のフレキシブル有機太陽電池について報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。この研究成果は、将来のフレキシブルな電子デバイスの設計に重要な意味を持つ可能性がある。
プラスチックのような有機材料で作られる電子機器は、柔軟性があり、生物系、繊維や可動機械部品に利用できるため魅力がある。今回、M Kaltenbrunnerたちは、マイクロメートルの薄さの高分子基質を用いて、フレキシブル有機太陽電池を作製した。この太陽電池は、繰り返し引き伸ばされても性能を維持し、その電力変換効率は、ガラス製の太陽電池と同等だ。
doi:10.1038/ncomms1772
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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