Research Press Release
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Nature Chemical Biology
2011年1月10日
神経毒サリンとよく似た物質からマウスを保護する能力をもつ組み換え酵素が、Nature Chemical Biology(電子版)で発表される。この研究は、タンパク質工学の新しい戦略を提示するとともに、バイオテロリズムと闘うための新たな実用的手段をもたらす可能性がある。
血清パラオキソナーゼは、サリンの分解に利用することができそうな酵素としてかつて同定された。現在の推定によれば、天然のパラオキソナーゼがこの反応を進める速度は、サリンに曝露された人を保護するには不十分とされている。組み換え酵素、すなわち改変を施して酵素の機能を高めた形のタンパク質は、強く期待されたが、実用的なレベルに達していなかった。
今回D Tawfikたちは、このタンパク質が人体内でどのように機能するべきかをさらに正確に体現した酵素の試験法を編み出した。これにより、極めて多数の新酵素をスクリーニングすることが可能となり、予防検定でサリン類似物質からマウスを保護することができるわずか6か所が変異しただけの酵素が発見された。
doi:10.1038/nchembio.510
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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