目次

Editorials

ミレニアム開発目標(MDG)の達成には、援助の効果を正しく評価するための、証拠に基づく科学的な調査が不可欠だ。

p.347

doi: 10.1038/446347a

スペインの科学分野では、大幅な予算増の効果が明らかに表れているが、主要な科学機関の体制改革も重要だ。

p.347

doi: 10.1038/446347b

炭素捕捉・隔離の実現性について、もっと研究を進めるべきだ。

p.348

doi: 10.1038/446348a

News

SPECIAL REPORT 英国の一部の大学がホメオパシーを単位科目に認定していることに、非科学的との批判が。

p.352

doi: 10.1038/446352a

米政府が、政府機関による科学データをすべて1つにまとめた、公開データベース作成を計画。

p.354

doi: 10.1038/446354b

「植物状態」の患者の意識を調べる手法をめぐって、神経科学者の間で議論が。

p.355

doi: 10.1038/446355a

春分の日に南極で、修正ニュートン力学を証明する現象が発生する可能性が。

p.357

doi: 10.1038/446357a

日本で、タミフル服用時の異常行動が副作用によるものかどうかが問題に。

p.358

doi: 10.1038/446358a

米食品医薬品局(FDA)に対し、新薬承認後にも副作用の積極的監視を求める声が。

p.358

doi: 10.1038/446358b

News Features

材料科学:光の意外なトリック

Unexpected tricks of the light p.364

透明マントを可能にするとも言われるメタ物質だが、もっと地味な応用でも光学を大きく様変わりさせそうだ。

doi: 10.1038/446364a

不安定な生活

Lives in limbo p.366

殺害の脅しから逃れて英国に渡ったイラク人研究者は、資格も役に立たず、冷たい移民政策に泣かされている。

doi: 10.1038/446366a

傷との戦い

p.369

米軍の負傷兵に対する医療がどのように進歩しているかを紹介する。

doi: 10.1038/446369a

News & Views

メカノ化学:反応をひずませる

p.381

化学反応は、熱や光あるいは電流などで反応を開始することが普通だが、これらに比べてずっと珍しい方法が力学的な応力を用いるものだ。応力は反応を開始させるだけでなく、その進行過程も変えることができるらしい。

doi: 10.1038/446381a

小惑星:太陽がスピンをかける

p.382

回転速度がだんだん上がってくる小惑星2つが見つかり、太陽がその原因であるらしいことがわかった。もしそうだとすると、これは小惑星帯全体についてその力学的性質や進化に関する手がかりとなるかもしれない。

doi: 10.1038/nature05711

有機化学:保護基を脱がす

p.383

苛烈な反応条件においては、壊れやすい反応基を一時的に保護することがある。この方法は有機合成における古来の知恵というべきものだが、どういう場合にもベストな解決法と言えるのだろうか。

doi: 10.1038/446383a

行動神経科学:脇目をふれないショウジョウバエ

p.385

ショウジョウバエを使った行動研究から、この昆虫には注意力に似た形質があることがわかった。例えば、ある種の遺伝子の突然変異によって、1つの刺激には過剰に注意を払うが、新しい刺激を認識しなくなるという状態が生じるのである。

doi: 10.1038/446385a

進化生物学:顕微鏡下での適応

p.386

微生物での実験から、捕食と移入が適応放散にどのような役割をもつかというような、進化生物学で扱われる大きな問題に関しての考察が導かれることがある。

doi: 10.1038/446386a

生化学:分子の共食い

p.387

ビタミンB12の生合成は、長年にわたり多数の科学者の関心を集めてきたが、その経路の一部は解明されていなかった。今回、欠けていた酵素反応経路が解明されたが、反応機構についてさらなる疑問が生じる結果となった。

doi: 10.1038/446387a

追悼:Alan Graham MacDiarmid氏(1927-2007)

p.390

導電性ポリマーの開発者で、オーストラリア人であることを誇りにしていたMacDiarmid氏が亡くなられた。ご冥福を祈りたい。

doi: 10.1038/446390a

有機金属化学:C-H活性化

p.391

飽和炭化水素は、その化学結合が安定であるためにおおむね反応性がない。しかし、炭化水素中の炭素-水素(C-H)結合を活性化するという反応過程が新たに考案され、以前は想像もできなかったやり方で有機化合物を開発できるようになった。

doi: 10.1038/446391a

Articles

有機化学:保護基を用いない海洋天然物の全合成

Total synthesis of marine natural products without using protecting groups p.404

doi: 10.1038/nature05569

地球:東太平洋海膨下のマントル上昇流の方向のずれがセグメント化を支配している

Skew of mantle upwelling beneath the East Pacific Rise governs segmentation p.409

doi: 10.1038/nature05679

細胞:Clostridium difficile毒素Bの自己触媒的切断

Autocatalytic cleavage of Clostridium difficile toxin B p.415

doi: 10.1038/nature05622

Letters

宇宙:小惑星1862番アポロの自転の輻射トルクによる加速

Acceleration of the rotation of asteroid 1862 Apollo by radiation torques p.420

doi: 10.1038/nature05614

化学:力学的な力で反応経路にバイアスをかける

Biasing reaction pathways with mechanical force p.423

doi: 10.1038/nature05681

地球:対流によって駆動される北米プレートの運動に対する地震学的証拠

Seismic evidence for convection-driven motion of the North American plate p.428

doi: 10.1038/nature05675

進化:モデル的な適応放散において競争と捕食が多様化に及ぼす影響

The effects of competition and predation on diversification in a model adaptive radiation p.432

doi: 10.1038/nature05599

進化:実験的適応放散では移入履歴が多様化を制御する

Immigration history controls diversification in experimental adaptive radiation p.436

doi: 10.1038/nature05629

生理:CNGA2チャネルにおけるリガンドの結合と活性化によるチャネルゲート開閉との関連づけ

Relating ligand binding to activation gating in CNGA2 channels p.440

doi: 10.1038/nature05596

医学:心臓への圧負荷によるp53の誘導がHif-1の抑制によって心機能異常を引き起こす

p53-induced inhibition of Hif-1 causes cardiac dysfunction during pressure overload p.444

doi: 10.1038/nature05602

生化学:BluBはフラビンを分解してビタミンB12の下方配位子を形成する

BluB cannibalizes flavin to form the lower ligand of vitamin B12 p.449

doi: 10.1038/nature05611

細胞:ペプチド結合の形成がリボソームとシャイン・ダルガーノ配列の結合を不安定にする

Peptide bond formation destabilizes Shine-Dalgarno interaction on the ribosome p.454

doi: 10.1038/nature05625

生化学:タンパク質が仲介する段階的なRNAの折りたたみがテロメラーゼリボ核タンパク質の会合を誘導する

Stepwise protein-mediated RNA folding directs assembly of telomerase ribonucleoprotein p.458

doi: 10.1038/nature05600

Review Article

化学:均一系金触媒反応における相対論的効果

Relativistic effects in homogeneous gold catalysis p.395

doi: 10.1038/nature05592

「Journal home」に戻る

プライバシーマーク制度