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進化:実験的適応放散では移入履歴が多様化を制御する

Nature 446, 7134 doi: 10.1038/nature05629

生物学的群集における多様性は、過去に起こった移入・多様化・絶滅の履歴の産物であるが、これらの過程が組み合わさって生じる影響については、ほとんど解明されていない。今回我々は、移入の順序とタイミングが多様化の程度を制御していることを示す。空間的に構造化された生息環境に、祖先的な細菌の遺伝子型の1つを導入すると、その遺伝子型は急速に複数のニッチに特化した型に多様化する。しかし、祖先遺伝子型の導入前あるいは導入直後に、ニッチに特化した遺伝子型を導入すると、多様化は抑制された。対照的に、それと同じニッチに特化した型を比較的遅いタイミングで導入しても、多様化はほとんど抑制されなかった。早い段階で移入者が現れることで生じたこの負の影響は、中立的競争や間接的促進といった相互作用の結果が過去の履歴によって左右されやすいことに起因する。最終的には、適応放散の激しい増減変動が全体的に変更されてしまった。これらの結果は、移入と多様化が強く連動している過程であり、移入履歴の少しの違いが進化における多様性の出現に大きく影響することを実証している。

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