Letter 地球:対流によって駆動される北米プレートの運動に対する地震学的証拠 2007年3月22日 Nature 446, 7134 doi: 10.1038/nature05675 プレートテクトニクスの発見以来、プレート運動の駆動力の相対的な重要性について多くの議論がなされてきた。この問題の解決を妨げてきたのは、プレート底面における摩擦力の見積もりの不確定さであり、この摩擦力がリソスフェアプレートとその下のマントル対流との結合を支配する。ホットスポットの軌跡には過去のプレート運動の記録が保存されており、プレート表面とその下のマントルとの相対運動を調べられる指標が得られると考えられる。本論文では、北アメリカ東部にあるGreat Meteorホットスポットの地表に現れた115〜140 Myrの年代の軌跡が、プレート再構成モデルと地震波トモグラフィー研究から推測された深さ200 kmにおける位置とずれていることを示す。このずれは年代と共に拡大し、プレート底部が地表とは相対的に西向きに、平均して3.8±1.8 mm yr-1の速度で移動しているとして説明できる。今回、年代が既知の「貫通点」により、地表とプレート下側との相対運動を直接見積もることが可能になった。底面の相対的変位は、地震波速度が速い方向および計算されたマントル流の方向とほぼ平行であり、アセノスフェアの流れがリソスフェアの竜骨にあたる部分を変形させ、北米プレートのこの部分に駆動力を生じさせていることを示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る