注目の論文
むずむず脚症候群に関与する酵素
Nature Genetics
2008年7月28日
Enzyme implicated in restless legs syndrome
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、RLS)の発症リスクに関与すると考えられる遺伝子多型が新たに同定された。この成果を報告する研究論文がNature Genetics(電子版)に掲載される。
むずむず脚症候群(RLS)とは、下肢の痛みに加えて、身体の一部を動かさずにはいられない衝動が頻繁に起こるといった症状のある神経疾患で、睡眠障害の原因となっている。ヘルムホルツセンターミュンヘン-ドイツ環境衛生研究センター(ドイツ)のJ Winkelmannらの研究チームは、複数のRLS患者集団を対象とした研究で、RLSの高い発症リスクと関連するPTPRD遺伝子の多型を同定した。PTPRD遺伝子は、プロテインチロシンホスファターゼという酵素ファミリーの1つをコードしており、この酵素は、運動を直接的あるいは間接的に制御するニューロンが発生する過程で機能することが、マウスを使った実験によって明らかになっていた。
doi: 10.1038/ng.190
注目の論文
-
12月4日
社会科学:不安定なビデオ通話は、会話だけでなくそれ以上のものを損なうNature
-
12月3日
動物の行動:病気のアリはコロニーを守るため自ら犠牲となるよう合図するNature Communications
-
12月2日
代謝:初期の感覚刺激がマウスの肥満リスクを形作るかもしれないNature Metabolism
-
12月2日
ウイルス学:ヘテロ接合型CCR5 Δ32幹細胞移植後のHIV-1寛解Nature
-
11月28日
心理学:インスタグラムのユーザーはソーシャルメディア依存症を過大評価しているScientific Reports
-
11月27日
人類学:古代の「謎の」足の持ち主を発見Nature
