注目の論文
キラー細胞内で操作
Nature Immunology
2014年3月24日
Reining in the killers
ナチュラルキラー(NK)細胞は、体内でがん細胞やウイルス感染細胞の破壊に重要な役割を担うが、これがどのような仕組みで抑制されているかが明らかになった。NK細胞を調節する仕組みがより詳しく理解されれば、これらの細胞の機能を、腫瘍細胞の破壊などといった治療目的に利用できる可能性がある。
Mark J Smythたちは、マウスとヒトのNK細胞が、あまり知られていなかったCD96と呼ばれる受容体分子を表面に持つことを発見した。マウスNK細胞のCD96を遺伝的に除去することによって、NK細胞が激しく活性化されることが分かった。その結果、有害な炎症応答が過剰に引き起こされるが、この超活性CD96欠失NK細胞は、数種類のマウスモデルで非常に効率よくがん細胞を殺すことも分かった。
doi: 10.1038/ni.2850
注目の論文
-
12月12日
音楽:1973年以降、人気楽曲の歌詞はよりネガティブになっているScientific Reports
-
12月12日
海洋生態学:シャチはイルカを追跡してサケを狩るScientific Reports
-
12月11日
考古学:意図的な火起こしの初期の証拠Nature
-
12月11日
医学:断食がマウスにおける乳がんのホルモン療法への反応改善と関連するNature
-
12月11日
遺伝学:14の精神疾患に共通する遺伝的シグナルNature
-
12月10日
ロボット工学:共有制御によりバイオニックハンドの器用さが向上Nature Communications
