注目の論文
結核に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2010年8月9日
Variants associated with tuberculosis
結核感受性に関連する遺伝的多型について報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。今回の解析研究は、アフリカ人集団を対象とし、説得力をもって感染症感受性に関連する遺伝的多型を同定した数少ないゲノムワイド関連解析の1つといえる。
結核の発症者数は世界で年間900万人と推定され、活動性結核を原因とする死者は130万人に上る。結核の罹患率は、アフリカと東南アジアの開発途上国で最も高い。
A Hillらは、ガーナとガンビアの合計1万1,425人を対象として、肺結核についてのゲノムワイド関連解析を実施し、結核の発症に関連する1つのゲノム領域を同定した。
doi: 10.1038/ng.639
注目の論文
-
11月14日
医学:豚からヒトへの腎臓移植の長期経過観察Nature
-
11月14日
生態学:鳥インフルエンザがサウスジョージア島の繁殖期のゾウアザラシ個体数を半減させるCommunications Biology
-
11月13日
気候変動:ムンバイにおける異常降雨に関連した不均衡な死亡率Nature
-
11月11日
加齢:多言語使用は老化の加速を防ぐかもしれないNature Aging
-
11月11日
バイオテクノロジー:超音波がマウスの脳卒中後の脳内残留物を除去するのに役立つNature Biotechnology
-
11月6日
神経科学:時間の経過とともに発達する脳の変化を解明するNature
