注目の論文
改良型の遺伝子操作ビール
Nature Biotechnology
2009年4月20日
A better engineered beer
合成生物学を利用すれば、複雑な遺伝子ネットワークを単純な部品から作り上げる方法が得られ、遺伝子工学の欠点を補うことができるかもしれない。今回報告された新しい方法によれば、生物医学や研究へ、あるいはビール醸造、バイオ燃料生産といった工業へ応用できる合成遺伝子ネットワークの構築が容易になると期待される。
J Collinsたちは、コンピューターによるモデル化と細胞の詳しく性質のわかっている部品とを利用すれば、遺伝子ネットワークの挙動を構築前に予測できることを明らかにした。これによって、従来の方法で遺伝子操作を試みる際の悩みの種である、憶測に基づく効率の悪い作業、試行錯誤による微調整作業の多くが必要なくなる。Collinsたちはこの方法を使って、決まった時間の後に凝集する酵母細胞を作製した。この性質は、ビールの醸造など、さまざまな応用に不可欠な条件の1つである。
doi: 10.1038/nbt.1536
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