注目の論文
今見た記憶
Nature Neuroscience
2012年1月30日
Remembrance of things past
Nature Neuroscience(電子版)の論文によると、脳の領域どうしの同期活動は、ものごとの視覚的記憶を短期間保つためのカギであるらしい。 G Rainerらは、サルの脳の後部にある視覚野と前面にある前頭前野の電気的活動を記録した。その間、サルにある特定の形を見せて記憶させ、別にいくつかの 形を見せてその中から自分の記憶と一致する形を示させた。 Rainerらは、動物が目で見た形を覚えようとしているとき、脳ではシータ帯とよばれるある特定の周波数域で生じる振動活動の同期が高まることを見いだした。さらに、この同期が高まるほど動物が形を覚える正確性が増すようだった。
doi: 10.1038/nn.3038
注目の論文
-
12月4日
社会科学:不安定なビデオ通話は、会話だけでなくそれ以上のものを損なうNature
-
12月3日
動物の行動:病気のアリはコロニーを守るため自ら犠牲となるよう合図するNature Communications
-
12月2日
代謝:初期の感覚刺激がマウスの肥満リスクを形作るかもしれないNature Metabolism
-
12月2日
ウイルス学:ヘテロ接合型CCR5 Δ32幹細胞移植後のHIV-1寛解Nature
-
11月28日
心理学:インスタグラムのユーザーはソーシャルメディア依存症を過大評価しているScientific Reports
-
11月27日
人類学:古代の「謎の」足の持ち主を発見Nature
