注目の論文
喘息に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2011年8月1日
Variants associated with asthma
このほど、2つの独立した研究によって、喘息に関連する遺伝的多型が新たに4つ同定された。この研究成果を報告する2編の論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
喘息は、喘鳴の発作や呼吸困難、咳、胸部圧迫感を特徴とする慢性炎症性疾患で、現在、全世界に3億人以上の患者がいる。
D Torgersonたちは、さまざまな民族の被験者(合計18,065人)を対象とした解析を行い、PYHIN1遺伝子において、喘息に関連する新たな座位を同定した。この関連は、アフリカ系の被験者に特異的だった。
一方、理化学研究所の玉利真由美たちは、日本人の喘息患者7,171人について解析を行い、この集団において3つの喘息感受性座位を同定した。
doi: 10.1038/ng.888
注目の論文
-
10月10日
老化:食事制限がマウスの健康と寿命に与える影響Nature
-
10月9日
バイオテクノロジー:電気縫合はラットの創傷治癒を促進するNature Communications
-
10月8日
老化:人間の平均寿命の延伸が鈍化しているNature Aging
-
10月3日
神経科学:ショウジョウバエの脳の完全な地図Nature
-
9月26日
ウイルス学:牛のH5N1型インフルエンザは搾乳によって広がる可能性があるNature
-
9月26日
進化:哺乳類の顎関節の起源を調査するNature