注目の論文
多嚢胞性卵巣症候群に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2010年12月13日
Variants associated with polycystic ovary syndrome
多嚢胞性卵巣症候群のリスクに関連する3つの遺伝的座位が同定された。その詳細を報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)にかかると、卵巣内に数多くの小嚢胞が発生し、生殖力に影響を及ぼす。PCOSは、妊娠可能な年齢の女性の約6~10%が罹患しており、ホルモンのアンバランスを引き起こす。PCOSを治療せずに放置すると、糖尿病や心臓病を発症する可能性がある。
今回、Z-J Chenらは、中国漢民族系のPCOS患者4,082人のゲノムを解析し、PCOSのリスクに関連する3つの遺伝的座位を染色体2p16.3、2p21、9q33.3上に同定した。
doi: 10.1038/ng.732
注目の論文
-
5月9日
生物学:人為起源の地球規模の変化が感染症伝播リスクに影響を及ぼしているNature
-
5月8日
生態学:マッコウクジラの複雑な鳴音を調べるNature Communications
-
5月7日
遺伝学:APOE4遺伝子バリアントはアルツハイマー病の他とは異なる遺伝的タイプである可能性があるNature Medicine
-
5月3日
動物学:薬用植物を使って創傷治療を行う野生動物が初めて報告されるScientific Reports
-
5月3日
進化学:地球の磁場が弱くなっていたために地球上の生物の多様化が進んだのもしれないCommunications Earth & Environment
-
5月2日
微生物学:マウスにおけるマイクロバイオームと仔の健康との関連Nature