注目の論文
白亜紀初期の高温
Nature Geoscience
2011年2月21日
Early Cretaceous warmth
約1億4200万〜1億2800万年前の白亜紀初期には、海面水温がこれまで考えられていたよりも高く、少なくとも今日の温度よりも5℃高かったとの報告が寄せられている。
K Littlerたちは、北大西洋とインド洋のサイトで得られた海洋堆積物中に保持された有機化合物を用いて、海面水温を再現した。彼らは、1400万年間を通して温度は全体として暖かく安定していたことを見いだした。さらに、中緯度と低緯度との間の温度差は、現在よりも小さかったようだ。このことは、現在よりも約16℃も高温だったインド洋中緯度サイトの異常な高温の結果とほぼ考えられる。
doi: 10.1038/ngeo1081
注目の論文
-
6月5日
気候:海と大気の相互作用が2023年の北大西洋熱波をもたらしたNature
-
6月5日
気候変動:干ばつの深刻化を招く要因の評価Nature
-
6月3日
天文学:天の川銀河はアンドロメダ銀河との衝突を回避できるかもしれないNature Astronomy
-
5月28日
古生物学:クジラの骨から作られた最古の道具の証拠Nature Communications
-
5月27日
生態学:世界的に過小評価されている外来種のコストNature Ecology & Evolution
-
5月23日
気候変動:ペンギンの糞が南極の気候変動の影響を軽減するかもしれないCommunications Earth & Environment