注目の論文
ヒ素濃度を高める
Nature Geoscience
2009年11月16日
Elevating arsenic
人工の池がバングラディシュで地下水のヒ素汚染を起こしているとの報告が、Nature Geoscience (電子版)に寄せられている。
有機炭素が堆積物から地下水へのヒ素の放出の引き金となることは知られているが、この炭素の供給源はよくわかっていなかった。C Harveyらは、バングラディシュの典型的な農業地域で地下水の流れをモデル化して、人工の池が有機炭素の重要な供給源であることを見つけた。彼らは、農業で使う地下水のポンプが有機炭素を地下へ運び、ヒ素放出の引き金となると報告している。
これを防ぐためには、飲み水を供給している井戸の上に人工の池を作ることは避けるべきである、と彼らは示唆している。
doi: 10.1038/ngeo685
注目の論文
-
5月15日
惑星科学:月内部の非対称性を示す証拠Nature
-
5月15日
化石:最も古く知られている「爬虫類」の足跡Nature
-
5月14日
Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
5月8日
気候変動:若い世代は、より多くの気候の極端現象にさらされる可能性が高いNature
-
5月1日
ゲノミクス:古代 DNA がピクーリス・プエブロ族の人口史を補完するNature
-
5月1日
生態学:温暖化する北極圏における植物構成の変化Nature