注目の論文
エアロゾルとその下の雲が温暖化をもたらす
Nature Geoscience
2009年2月23日
Aerosols and underlying clouds lead to warming
大気頂部で集められるエアロゾルは、その下に雲があるときには温暖化に対して大きな影響を及ぼす、とNature Geoscience(電子版)に発表される論文が示唆している。植物体の燃焼によって生成されるエアロゾルは、太陽放射を反射したり吸収したりすることで、地球の放射平衡に変化をもたらす。全体として温暖化になるか寒冷化になるかは、その下の表面の反射率に依存する。
D Chandらは、人工衛星データを用いて大西洋南東部の上に運ばれるエアロゾルの温暖化効果を定量化した。彼らは、エアロゾル層の下にひろがる雲の領域が大きいほど、エアロゾルが大気を加熱する割合も大きいことを発見した。この関係はほぼ線形で、エアロゾルが全体として寒冷化に働く状況から、全体として温暖化に働く状況に転換する臨界点を定義することを可能としている。彼らは、このエアロゾルとその下の雲との関係を考慮すると、地域的な温暖化はこれまで予測されていたものよりも3倍大きくなる、と見積もっている。
doi: 10.1038/ngeo437
注目の論文
-
7月17日
環境:2021年、速度超過を避けていたら、米国のドライバーは1日あたり2200万ドルを節約できたかもしれないCommunications Sustainability
-
7月16日
環境:ヨーロッパ全域で粉塵汚染が増加しているNature
-
7月15日
惑星科学:冥王星の衛星カロンにおける自転の変化Nature Communications
-
7月14日
天文学:星間空間で糖が検出されるNature Astronomy
-
7月9日
気候:植物の減少により危機にさらされるアマゾンの文化と知識Nature
-
7月9日
地質学:海底地殻形成の瞬間をとらえるNature
