注目の論文
泡の多い海底火山活動
Nature Geoscience
2013年1月21日
Bubbly submarine volcanism
海底火山を取り囲む広範な軽石の被覆は、爆発的でも流動的でもない中間の噴火様式により生成されたという報告が、今週オンライン版に掲載される。これまでは、そのような広く分布した泡の多い堆積物は、活発で爆発的な火山活動を示唆すると考えられてきた。
Melissa Rotellaたちは、南西太平洋の海底火山から噴出した軽石組織の特徴を分析した。岩石の内部は泡状になっているが、縁には泡が少なかった。泡の分布は、軽石が浮力のある泡状マグマの噴火により形成されたことを示唆している。マグマの塊の縁は海水と接触することにより急速に冷却されるが、気体の泡は溶けた溶岩の内部で継続して形成されたことが示唆される。この浮力のある泡状の塊は、分解して沈む前に海流により広く分布したようである。
doi: 10.1038/ngeo1709
注目の論文
-
4月23日
気候変動:温暖化が進む世界で急激な「気温の変化」が増えているNature Communications
-
4月22日
気候:都市のヒートアイランド現象による気温関連死の評価Nature Climate Change
-
4月11日
環境:世界のプラスチックのうち、再生材料から製造されたものは10%未満Communications Earth & Environment
-
4月10日
考古学:狩猟採集民がマルタに向けて出帆Nature
-
4月10日
惑星科学:月の裏側の水の存在量の評価Nature
-
4月9日
遺伝学:古代のDNAから湖魚の早期導入が明らかにNature Communications