注目の論文
吸収の抑制
Nature Geoscience
2012年7月30日
Sink suppression
北米西部における百年に一度の干ばつの変化はその地域における炭素吸収を大きく減少させたと今週号のNature Geoscience onlineに発表された研究が報告している。化石燃料による放出を別にすれば、北米温帯地域は現在、全体としては大気二酸化炭素の吸収源として働いている。
Christopher Schwalm等は人工衛星と観測データを用いて2000年から2004年の北米西部地域における干ばつがその地域の炭素吸収に与えた影響を評価した。彼らは、炭素吸収は干ばつの間に約50%減少したことを示している。降雨と干ばつの厳しさの予測された変化に基づいて、彼らは、北米西部地域における現在の炭素吸収源は今世紀末までには消滅すると示唆している。
doi: 10.1038/ngeo1529
注目の論文
-
5月15日
惑星科学:月内部の非対称性を示す証拠Nature
-
5月15日
化石:最も古く知られている「爬虫類」の足跡Nature
-
5月14日
Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
5月8日
気候変動:若い世代は、より多くの気候の極端現象にさらされる可能性が高いNature
-
5月1日
ゲノミクス:古代 DNA がピクーリス・プエブロ族の人口史を補完するNature
-
5月1日
生態学:温暖化する北極圏における植物構成の変化Nature