Research Press Release
視覚的な特徴による動物の追跡
Nature Methods
2014年6月2日
集団の中で撮影された1匹の動物に関して固有の視覚的特徴を得る新しい方法が、今週発表される。この方法により、観察間および異なる映像の間で個体を正確に認識、追跡、および再特定することができるようになり、物理的に固有の標識を動物に与えることなく、難しい状況で確実な追跡を行うことが可能となる。
人間は、他の人間たちを識別してその動きを追跡することは得意であるが、1匹1匹のマウスや魚、ハエなどの動物に関して同じことをするのは不得手である。このことは、同種集団内の動物の研究を極めて困難なものにしている。
Gonzalo de Polaviejaたちは、動物集団の映像記録に登場する動物1匹1匹に固有の視覚的特徴を(分離された動物像中のピクセルの値およびその距離に基づいて)計算する全自動ソフトウエアを開発した。この視覚的特徴を用いると、既存の方法ではうまくいかない困難な条件で、集団内の「特徴を与えられた」動物個体が特定および追跡された。
doi:10.1038/nmeth.2994
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
考古学:空中イメージングによってアマゾンの文明の規模が明らかにNature
-
惑星科学:新たな観測結果により、初の系外惑星の衛星発見の可能性が高まったNature
-
進化:初期の穴掘り性ヘビNature
-
天文学:連星超新星系の候補Nature Communications
-
環境:2021年、速度超過を避けていたら、米国のドライバーは1日あたり2200万ドルを節約できたかもしれないCommunications Sustainability
-
神経科学:麻痺後の手の動きと触覚の回復Nature Medicine
