注目の論文
爆発が見つかった数時間後にカメラによって捉えられた星
Nature Physics
2017年2月14日
Star caught on camera hours after public explosion
非常に早い段階の超新星を初めて観測した結果についての報告が、今週のオンライン版に掲載される。この観測は、爆発のわずか3時間後で、破片を見つけて、破壊の直前に何が起こったかを特定するのに十分なほど早かった。
超新星は、壮大な天体物理学的爆発で、質量の大きな星の死を示している。非常に早い段階の超新星を目撃できれば、爆発前の星の環境を垣間見ることができ、星々がそうした劇的な形でその生涯を終える仕組みと理由に関する知見が得られるが、こうした事象は極めてまれである。
2013年10月6日に、完全に自動化された掃天サーベイであるIntermediate Palomar Transient Factory(iPTF)によって、NGC 7610と呼ばれる近傍銀河である事象が捉えられた。発見されてから程なくして、さまざまな望遠鏡を用いてこの事象が観測された。O Yaronたちは今回、集めた情報を解析して、何が起こったか見いだした。彼らは、この事象が、赤色超巨星が爆発したII型超新星であったことを示している。さらに、爆発前の約1年間に作られた物質円盤がこの星を取り囲んでいたことを示す証拠も見いだした。この星は、生涯最後の日々に大量の物質を急速に放出し、崩壊前に質量を失ったのである。II型超新星は最もよく見られる超新星なので、Yaronたちの観測結果は、爆発する星の一般的シナリオを示唆している。
doi: 10.1038/nphys4025
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