Press release

東京に編集本部をおく『Nature Photonics』誌:初年度インパクトファクター24.982を記録

2009年7月6日

Thomson Reuters社が今月発行した2008 Journal Citation Report(JCR)Science editionで『Nature Photonics』 の初年度インパクトファクターが24.982と発表され、同誌の重要性がはっきりと示されました。分野別では、光学(optics)と応用物理学 (applied physics)で第1位となり、2008 JCRで初年度インパクトファクターが発表された353誌の中で最高値を記録しました。

2007年1月に創刊された『Nature Photonics』は、学界や産業界からの最高レベルのフォトニクス研究論文を掲載することに全力を傾けており、対象範囲は基礎科学から工学までを網羅しています。今回のインパクトファクターの発表を受けて、ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)物理科学パブリッシャーのJason Wildeは、「フォトニクスという研究分野は、数多くの分野に影響を与えており、『Nature Photonics』 には光学から物理学、工学に至るまで、さまざまな分野の論文が掲載されています。幅広い読者層の関心を集められる論文にするためには、研究に幅広い影響力 があり、その質が抜群に高いことが必要です。このことは、この初年度インパクトファクターで実証されています」と述べています。

Nature Photonics』のインパクトファクターは、JCRの光学分野で競合他誌を大きく引き離しています。  『Laser and Photonics Reviews』(4.357)  『Optics Express』(3.880)  『Optic Letters』(3.772)。

また、JCRの「物理学-応用(Physics, Applied)」分野では、『Nature Photonics』の姉妹誌である『Nature Materials』 (インパクトファクター23.132)が僅差で第2位につけ、23.132のインパクトファクターを記録しています。第3位は、『Materials Science & Engineering R-Reports』(Elsevier社)で、インパクトファクターは12.619でした。この分野でのインパクトファクターが10.000を超えたの は、以上の3誌のみです。

Nature Photonics』は、NPGが初めて編集本部をアジア太平洋地域に設置したリサーチ誌です。同誌編集長Oliver Graydonは、東京に常駐しています。NPG物理科学パブリッシングディレクターで、NPGネ イチャー アジア・パシフィックCEO兼務のDavid Swinbanksは、次のように説明しています。「中核の編集チームを東京におくことに決めたのは、アジア太平洋地域がフォトニクス研究に強いからで す」。これまでの同誌掲載論文における被引用数ベスト10の中には、日本に活動拠点を置く著者の論文が3本含まれています。

さまざまな研究分野でトップに立つネイチャーの物理科学系リサーチ誌の数は近年、増える傾向にあります。『Nature Photonics』は、今回の初年度インパクトファクターの発表によって、その仲間入りを果たしました。また、『Nature Materials』(インパクトファクター23.132)と『Nature Nanotechnology』(20.571)は、JCRの1つ以上の分野で第1位のインパクトファクターを記録しています。『Nature Physics』は、総合物理学の一次研究ジャーナルとしてナンバーワンを誇り、インパクトファクターは16.821です。今年4月に創刊された『Nature Chemistry』には、幅広い関心を集める優秀な論文が既に集まっています。

Nature Photonics』の好調な初年度インパクトファクターは、文献の質の高さと文献の付加価値に対するNPGのコミットメントを示す証拠です。NPGは、厳しい選別によって、広範な影響力をもつ非常に優れた研究論文を掲載するジャーナルが参入できる余地のある分野を見つけ出し、リサーチ誌を創刊させるという一貫した方針をもっています。

なお、本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。
英語プレスリリース

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◆編集者向けの注記
すべてのインパクトファクターの出典は、2008 Journal Citation Report, Science Edition (Thomson Reuters, 2009)です。

Thomson Reuters社からは、以下の情報が提供されています。
インパクトファクターの計算方法に関する情報:
http://scientific.thomson.com/free/essays/journalcitationreports/impactfactor/
Journal Citation Report に関する詳細:
http://scientific.thomsonreuters.com/products/jcr/

◆関連告知:
Nature Photonicsの創刊(2006年12月):
http://www.nature.com/press_releases/Nature_Photonics_launches.pdf

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