注目の論文
ナミブ砂漠の100万年前の砂
Nature Geoscience
2010年11月1日
Million-year-old sand in the Namib
ナミブ砂海の砂は少なくとも100万年間はそこに存在しているとの報告が寄せられている。このことは、過去数百万年間にわたってこの地域で大規模な気候変動があったにもかかわらず、この地域から砂が完全になくなったことはないことを示している。
P Vermeeschらは、地球化学的トレーサーを用いて400キロメートルの砂漠地域で砂の動きを追跡した。彼らはまた、宇宙線により生成された放射性同位体を測定することで、砂がその地域に存在していた時間量を見積もることができた。彼らは、風が砂漠地域から砂を吹き飛ばすためには少なくとも100万年かかるが、その期間にわたって砂丘が活動していなかった可能性はあると結論している。
doi: 10.1038/ngeo985
注目の論文
-
4月25日
考古学:古代のゲノムからアバール人コミュニティーの社会組織と権力の再編が明らかになったNature
-
4月23日
天文学:人工知能が明らかにするブラックホール周辺に生じるフレアの3DモデルNature Astronomy
-
4月19日
古生物学:インドで発見された化石は新属新種の古代の大蛇だったScientific Reports
-
4月18日
気候変動:気候変動に伴う経済的コストNature
-
4月18日
生物学:闘争・逃走系の起源Nature
-
4月16日
気候変動:海洋での致死的な極端低温事象の強度と頻度が高まっているNature Climate Change