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RAの最適な診断・管理を実践するための超音波検査

Nature Reviews Rheumatology

2009年11月10日

Using ultrasonography to facilitate best practice in diagnosis and management of RA

関節リウマチ(RA)管理を成功させる鍵は、炎症早期の客観的な定量と、炎症性疾患活動性の長期抑制を確実に達成するため、患者に合わせた綿密な継続的治療を行うことである。現在、同領域の疾患の評価と管理を充実させる可能性のある手法として、筋骨格系超音波検査(musculoskeletal ultrasonography: MSKUS)が登場している。その適用対象は、炎症性疾患の診断を早期に確定または除外できる早期炎症性関節炎クリニックを受診した未分類関節症患者、および転帰(治療への反応、関節破壊、疾患の寛解など)の正確な評価が極めて重要な治療中のRA患者などである。MSKUSは安全で携帯可能であるため、外来・入院のいずれにも使える理想的な画像検査法であり、多くの関節を複数の断面で評価したり、疾患活動性や関節破壊の経時的な変化を確認したりする目的で使用できる。医師による超音波評価には従来の臨床評価、臨床検査、X線学的検査を上回る価値があることを裏づける証拠が増大し、診断・管理の決定における信頼性が高まるにつれて、MSKUSはリウマチ専門医の支持を得るようになってきた。さらなる縦断的データが必要であり、適用拡大が生じる可能性があるものの、MSKUSは炎症性関節炎の至適管理に不可欠な特性を備えていると思われる。

doi:10.1038/nrrheum.2009.227

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