Review Summary

アルドステロンブレイクスルーの発生率と意義

Nature Reviews Nephrology

2007年9月1日

The incidence and implications of aldosterone breakthrough

検索語「アルドステロンエスケープ(aldosterone escape)」「アルドステロンブレイクスルー(aldosterone breakthrough)」を用いて、MEDLINE(1996年~2007年1月)を検索した。先行するnarrative reviewや論説も含め、特定した論文の参考文献も検索した。以下の基準を満たした研究について組み入れを検討した:対象は成人患者で、長期(>4週間)のACE阻害薬療法および/またはARB療法を受けていた、研究者はアルドステロンブレイクスルーについて事前に規定した定義を用いた、ブレイクスルーの転帰が研究期間を通しての発生率として報告された。平均値ではアルドステロン濃度の個々の変化が隠され、ブレイクスルーの分類を誤る可能性があるため、治療前後のアルドステロンの標本平均値のみを用いた研究は除外した。研究のデザイン、対象、介入、報告された評価項目には著しいばらつきがあったため、研究と結果を定量的にではなく定性的に記述することに重点を置いた。

doi:10.1038/ncpneph0575

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