Press release

グローバルなチャレンジに取り組む若手研究者を対象にした「Nature Research Award for Driving Global Impact」

2020年2月17日

今年のNature Research Award for Driving Global Impact(ドライビング・グローバル・インパクト賞)の募集が開始されました。本賞は、ネイチャー・リサーチとテンセント社とのパートナーシップによって設立されました。

ロンドン|北京 2020年2月10日

ドライビング・グローバル・インパクト賞は、若手研究者を対象としてテンセント社と協力して設立されたもので、今年で2年目となります。今年は、私たちが直面する最大の社会的課題を考慮して賞の対象分野を拡大し、食料、水、エネルギー安全保障、医療介入、環境保全、気候変動および持続可能な都市についての研究まで含めるとこととしました。過去5年以内に独立した研究グループを設立し、上記の分野のいずれかのプロジェクトに取り組んでいる研究者からの応募を募集しています。応募の締め切りは、2020年3月27日で、応募資格の基準に関する詳細情報は賞のウェブサイトで確認できます。

本賞への応募者の審査を行うのは、Nature 編集長のMagdalena Skipper(マグダレーナ・スキッパー)が議長を務める審査パネルです。このほか、関連するネイチャー・リサーチの編集者および独立した専門家たちが審査員を務めます。最優秀者には30,000 USドルが、2人の優秀者にはそれぞれ10,000 USドルが贈られます。

Nature 編集長のMagdalena Skipper(マグダレーナ・スキッパー)は、次のように述べています。「今年のドライビング・グローバル・インパクト賞が、グローバルな課題の解決策を模索している若手研究者を表彰できることを嬉しく思います。科学は、気候変動、食料安全保障、医療介入などの問題に取り組むうえで重要な役割を果たしています。Nature とシュプリンガー・ネイチャーは、研究コミュニティーの努力を支援することに取り組んでいます。世界中の研究者がこの賞に応募することを強く奨励します。皆さまの研究がどのような変化をもたらしているかについて知ることを楽しみにしています。」

本賞が設立された昨年、最初の受賞者として選ばれたのは英国サセックス大学のTom Baden教授です。彼は、網膜内のシグナル伝達プロセス、および発展途上国におけるオープンソースハードウェアと3D印刷を促進するプロジェクトの研究を行っています。

昨年の受賞者Tom Baden氏については、こちらをご覧ください。

本賞に関する詳細および応募基準については、こちらをご覧ください。

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宮﨑 亜矢子
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※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。

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