Press release

ネイチャー・パブリッシング・グループとPalgrave Macmillan社が30,000名の著者を対象に実施した調査をオープンアクセスで公開

2014年10月19日

ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)とPalgrave Macmillan社は、2014年10月20日、オープンアクセスウィークの一環として、Author Insights調査のデータを公表しました。この調査は、30,466名の研究者の意見をまとめたものであり、オープンアクセスで公開される、出版社による著者の意識調査としては、最大規模のものです。

NPGとPalgrave Macmillan社がこの匿名データを公表するのは、特にオープンアクセスに関して、著者、助成金提供者、そして出版社の間で一層の理解を深めることを目的としています。

この調査では、著者がどのようにしてオープンアクセスでの出版の決定を下すのか、オープンアクセス出版に関して助成金が利用できるのか、出版形式としてオープンアクセスを選択した理由など、幅広いトピックについての著者の考え方が明らかにされています。この調査は、注目すべき点を抜き出したサマリーとともに、CC BYライセンスにてfigshare(http://figshare.com/articles/MSS_Author_Insights_2014/1204999)で閲覧およびダウンロードが可能です。

NPG/Palgrave Macmillan社オープンリサーチ部門のSam Burridgeはこう述べています。「オープンアクセスウィークを祝って、我々は社内データセットをみなさんに閲覧、ダウンロード、分析いただけるよう、figshareで公開します。我々の知る限り、出版社がこの規模、この種の調査の詳細な結果を、全て公開するのはこれが初めてです。」

「学術出版界では、エビデンスに基づいた意思決定を行うことが極めて重要です。我々がこのデータをオープンアクセスとするのはこのためです。我々は、このデータをオープンアクセスにすることで、学術出版における現実の問題に対する理解が深まると考えており、研究者の方々にはこのデータを掘り下げて、そして学術出版界に知見を与えるためにそれを役立てていただきたいと思います。」

調査から明らかになった主なこと:
• 自然科学分野の著者の5人に1人(20%)、および人文・社会科学分野の著者の10人に1人(12%)は、主要な助成金提供者がオープンアクセス形式での出版を求めているかどうかを知らない。
• 多くの著者は、長い歴史のある最大規模のオープンアクセス助成金提供者の要件さえを知らない。
• 例えば、ウェルカムトラストまたは米国立衛生研究所(NIH)が助成金を提供している著者のそれぞれ17%と25%は、助成金提供者が自身にオープンアクセスの要件を課しているかどうかを知らない。
• オープンアクセス形式での出版経験がない自然科学分野の著者の40%、および人文・社会科学分野の著者の54%は、「オープンアクセス出版物の質についての世間の認識を懸念している」と述べている。

Author Insights調査は、もともとは2014年春に、NPG、Palgrave Macmillan社、Frontiers社、ならびにその他の出版社に論文を投稿した研究者を対象に、社内調査の目的で実施されました。この調査では、自然科学分野の著者24,773名および人文・社会科学分野の著者5,693名から回答を得ました。

※本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。
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