Press release

Nature Communications がオープンアクセス限定ジャーナルに

2014年9月22日

Nature Communications が、Nature関連誌初のオープンアクセス限定ジャーナルとして生まれ変わります。総合科学分野のオープンアクセスジャーナルとしてナンバーワン*の Nature Communications は、ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)を代表するオープンアクセスジャーナルです。2014年10月20日以降 Nature Communications で投稿を受け付ける論文は、オープンアクセスの論文のみとなります。

Nature Communications は、総合科学分野で、NatureScience*に続く世界第3位にランクインしています。Nature Communications は、オープンアクセス論文および定期購読形式論文の両方を出版するデジタルのハイブリッドジャーナルで、2010年に創刊しました。Nature Communications は現在、NPGの中で最も急成長しているジャーナルであり、その投稿数は毎月1500件以上です。Nature Communications が出版する研究は全て、生物、物理、化学および地球科学などあらゆる分野において、その分野の専門家にとって非常に意義のある重要な進歩を示したものです。

NPG/パルグレイヴ・マクミラン社のオープンリサーチのSam Burridgeはこう語っています。「我々はオープンリサーチのリーダーでありたいと望んでおり、今回の動きにより、オープンアクセス化の推進という我々の責務はより迅速に進むことでしょう。NPGはこの10年間、重要な取り組みを行ってきており、昨年我々が出版した論文の38%はオープンアクセス形式のものでした。そして今回、我々は大きな決断を下しました。著者からは定期購読形式での出版というオプションに対する需要がまだまだあります。しかし一方で、総合科学分野における高品質のオープンアクセスジャーナルに対するニーズもあります。最も重要なのは、我々がオープンアクセスを信条としていることです。今では Nature Communications は、高品質のオープンアクセスリサーチを対象とした、Nature関連誌を代表するジャーナルなのです。」

NPGは、Nature Communications をオープンアクセス限定にするとともに、ポリシーに関する取り組みも進めています。今後 Nature Communications で出版される論文のライセンスは、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスのCC BY 4.0を標準とし、他のCCライセンスについても必要に応じて利用可能です。なお、どのCCライセンスを選択していただいてもAPCの金額に差はありません。HINARI対象諸国はAPCの免除を受けることができ、また、他の国についてもケースバイケースで免除を受けることができます。

現在 Nature Communications で論文査読中の著者、および2014年10月19日までに論文を投稿される著者は、定期購読形式での出版、オープンアクセス形式での出版のいずれかを選択することができます。定期購読形式のコンテンツは今後2015年12月31日まで出版され、サイトライセンスをお持ちのお客様は購読可能です。Wellcome、RCUK、NIH、NSF、HHMI、CASなどの主要資金提供団体は、研究費をAPCとして利用することを許可しており、NPGは著者とともに、オープンアクセス出版のための研究費を確認できるよう支援します。

NPGでは、Nature Communications を除く全てのNature関連誌は、引き続き定期購読形式のジャーナルとして出版を継続し、また、その他のジャーナルは全て、オープンアクセスのオプション(ハイブリッドOAオプション)の提供を続けます。

Burridgeはさらにこう付け加えています。「我々はオープンアクセスジャーナルファミリーを構築中であり、著者に選択肢を提供しています。Scientific Reports からネイチャー・パートナー・ジャーナル(npj)シリーズ、そしてハイブリッドOAジャーナルまで、我々は今後、自然科学分野のさまざまな分野の専門家、および影響力の高いオープンアクセスリサーチに拠り所を提供します。また、Scientific Data および Palgrave Communications の創刊に伴い、オープンアクセスの流れはオープンデータや人文学・社会科学など、あらゆるタイプのオープンリサーチへと広がったのです。」

先日Research Information Network(RIN;英国)が Nature Communications 掲載論文について調査した結果が報告されており、オープンアクセスで出版した方が定期購読形式で出版した場合と比較して閲覧数とダウンロード数において大きな利点があり、また、引用についても小さいながらも有意な利点があることが示されています。

以上

詳細は、次の担当者までお問い合わせください。
Amy Bourke
コーポレート・コミュニケーションズ・マネージャー
ネイチャー・パブリッシング・グループ/パルグレイヴ・マクミラン
E:a.bourke@nature.com
電話:020 7843 4603 | 携帯電話: +44 (0) 7703717212

新谷 洋子
ネイチャー・パブリッシング・グループ
E:y.shintani@nature.com

*Nature Communicationsの2013年度インパクトファクターは10.742です(2013 Journal Citation Report(JCR), Science Edition(Thomson Reuters, 2014)による)。JCRの総合科学分野1位は Nature であるとともに、Nature Communications は3位のジャーナルです。

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