Press release

オープンアクセスジャーナル Human Genome Variation、2014年に創刊

2013年11月19日

本日、ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)と日本人類遺伝学会(JSHG)は、2014年にオンライン版オープンアクセスジャーナル Human Genome Variation を創刊することを発表しました。本誌は、JSHGの英文論文誌 Journal of Human Genetics の姉妹誌で、2014年からnature.comで刊行が始まります。投稿論文の受付は、2014年の年初に開始の予定です。

Human Genome Variation は、徳永 勝士(とくなが かつし)東京大学人類遺伝学教室教授が編集長を務め、原著論文(Original Article)、概説論文(Commentary)、総説論文(Review)のほか、データレポート(Data Report)を出版します。「Human Genome Variation は、人類遺伝学を研究する科学者による研究、解析の結果と考察、そして新たに発見されたヒト遺伝子の多様性と変異に関するデータを発表する場を提供します。今回、私共がJSHGとの提携関係を拡大し、こうした重要な研究に資するオープンアクセス誌を創刊できることを嬉しく思います」。こう話すのは、NPGのアジア太平洋地域アカデミックジャーナル事業責任者のDugald McGlashanです。

日本人類遺伝学会・徳永勝士編集長の談話
「このたび、Journal of Human Genetics の姉妹誌となる Human Genome Variation をNPGと共同出版できることを大変喜ばしく思います。本誌は、人類遺伝学のさまざまな分野における原著論文や総説を発表する場であるだけでなく、新たに見出した疾患原因遺伝子変異を発表し、基礎遺伝学研究者、臨床遺伝学研究者のみならず、医療に携わる医師や遺伝カウンセラーにとっても有用な情報源となる、全く新しい学術誌です。特に、疾患原因遺伝子変異の情報を集めた、検索機能付きの簡易データベースがジャーナルに備わるという点は本誌の大きな特徴で、私共も楽しみにしています」

オープンアクセスジャーナルである本誌に掲載される全論文は、出版後ただちに、世界のどこからでも無料でアクセス可能となります。出版費用(APC)は、論文受理時に徴収され、その際著者は、CC-BYを含む、クリエイティブ コモンズ ライセンスを選択することができます。

Human Genome Variation は、NPGが日本国内の提携先と共同出版する6番目のジャーナルで、アジア太平洋地域では16番目となります。姉妹誌である Journal of Human Genetics は、2009年からNPGがJSHGと共同刊行している遺伝学のジャーナルで、アジア太平洋地域を本拠とし、遺伝医学、ゲノミクスを含む人類遺伝学の質の高い研究論文を出版しています。なお、NPGのアカデミックジャーナル、学会機関誌とパートナージャーナル(計63誌)は全て、オープンアクセスジャーナル、またはハイブリッド オープンアクセスジャーナルとして出版されています。

日本人類遺伝学会(JSHG)は、1956年に設立された広範な会員基盤を誇る学会で、人類遺伝学の基礎研究者、臨床遺伝学者、遺伝カウンセラーなどが会員となっています。JSHGは教育にも深く関わっており、日本での人類遺伝学の重要論点に関して信頼性の高いガイドラインを提示しています。

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