Nature ハイライト

天文学:銀河系中心を貫くX線の「チムニー」

Nature 567, 7748

天の川銀河の中心領域には双極性のローブがあり、銀河面から垂直に約15パーセク広がっていることがX線と電波の両方で確認されている。これよりはるかに大きなスケールでは、巨大な「バブル」がγ線で見つかっていて、約150パーセクという中間のスケールでは、電波のバブルが銀河面の上方にのみあることが分かっている。これら全ての構造には、高エネルギー粒子の注入が必要である。今回G Pontiたちは、銀河面の上下に数百パーセクにわたって広がる顕著なX線構造を見いだしている。彼らは、今回見つかったX線の「チムニー」が、高エネルギー粒子の流れを通す排出経路であると推測している。

2019年3月21日号の Nature ハイライト

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