Nature ハイライト

神経科学:振動を符号化する

Nature 567, 7748

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Credit: tiripero / iStock / Getty Images Plus

体性感覚系では、物体への能動的な接触(例えばマウスのひげを使った探索行動)と受動的な曝露の両方によって情報が生じる。この異なる情報を理解するためには、特異的な符号化機構と回路が必要と思われる。D Huberたちは今回、マウスの一次体性感覚野(S1)のニューロンが、前肢に与えた受動的刺激をどのように符号化するのか調べている。その結果、マウスの前肢のS1ニューロンが、刺激の周波数と振幅の両者を合わせる符号化方式に依存し、皮下の深部機械受容器を必要とするらしいことが見いだされた。これらの知見は、マウスの前肢は、能動的探索よりも基質振動に対する受動的「リスニング」に最も適合した感覚チャネルであることを示唆している。

2019年3月21日号の Nature ハイライト

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