目次

Editorials

米国では科学分野の研究者が過剰になっており、一時的な予算の増額よりも、将来に向けた慎重な分析と計画が必要だ。

A crisis of confidence p.635

doi: 10.1038/457635a

フランスの科学分野の改革を成功させるためには、サルコジ大統領は言動での挑発は避け、科学界と対話し、協力して進めるべきだ。

p.636

doi: 10.1038/457636b

米国の関係当局は、動物愛護運動による過激な行動に対し、英国の例を参考に必要な対策を強化すべきだ。

p.636

doi: 10.1038/457636a

News

ヒトと動物の融合胚からのES細胞作製は、技術的にうまくいかないとの指摘が。

p.642

doi: 10.1038/457642b

景気後退のあおりで、米国の科学系大学院の博士課程志願者が急増。

p.642

doi: 10.1038/457642a

研究が生物テロへ悪用されないか、科学者が専門家の助言を得られるウェブサイトを、カリフォルニア大学が立ち上げへ。

p.643

doi: 10.1038/457643a

ベンチャービジネス界では、環境産業の好調で、金融危機の打撃は比較的軽度に。

p.645

doi: 10.1038/457645b

インフラ重視のカナダの科学予算増に対し、歓迎とともに研究助成の減少を懸念する声も。

p.646

doi: 10.1038/457646a

カナダが、ナノ材料の安全性について、世界で初めて強制的な規制を。

p.647

doi: 10.1038/457647a

News Features

研究資金:最終弁論

p.650

研究予算の獲得競争は長く熾烈で、白衣を脱ぐことを考える研究者さえもいる。

doi: 10.1038/457650a

News & Views

固体物理学:出世街道に乗る電子輸送性高分子

p.667

正電荷の伝導によって動作する有機半導体は、印刷電子回路用の第一選択肢となっている。しかし今回、正電荷でなく電子を輸送するデバイスもランキング入りした。

doi: 10.1038/457667a

細胞生物学:ストレスと闘う方法

p.668

この世はストレスで一杯である。そして細菌から人間にいたる、あらゆる生活形態の生物が、ストレスを感知してそれに対応する方法を進化させてきた。ストレス応答に関する最新の知見は、細胞がストレスにどのように対処しているのか、その一端を垣間見せてくれる。

doi: 10.1038/457668a

気候変動:ヘビの化石が語る灼熱の時代

Snakes tell a torrid tale p.669

コロンビアで巨大なヘビの化石が見つかったのは、それ自体ニュースとして価値がある。だが、このことからは、熱帯地方の過去の気候は全球的温暖化の影響を受けていたという、現在の環境論争にかかわるところの大きい推論が引き出される。

doi: 10.1038/457669a

量子光学:チップ上でのラムシフト

p.671

量子系の特定のエネルギー準位における微小な変化であるラムシフトが、原子状水素で最初に測定されたのは、60年ばかり前のことである。今回、これが固体超伝導系で観測された。

doi: 10.1038/457671a

生物地球化学:寒さによって出現した太古の動物

p.672

進化の歴史における動物の出現について続いている論争に、分子化石の解析により新たな展開がみられた。この解析によれば、海綿系統の出現は6億3500万年以上前となるのである。

doi: 10.1038/457672a

計算化学:ダンスする水素カチオン

p.673

生命は水の中の水素カチオンの流れに依存しているが、水素カチオンが水分子と複合体を形成した際の動的ふるまいについては知られていない。最新のコンピューターシミュレーションにより、こうした水和イオンの速いゆれが明らかになってきた。

doi: 10.1038/457673a

神経科学:グリア細胞は脳の「膠」というだけではない

Glia — more than just brain glue p.675

グリア細胞は脳内の細胞の大半を占めている。最近まで、グリア細胞の役割は受動的な構造支持であると考えられてきた。しかし今、グリア細胞が他の機能も果たしていることがだんだんに明らかになってきている。これらの細胞は神経回路の形成、作動や適応に重大な役割を持っているのである。

doi: 10.1038/457675a

Articles

工学:プリンテッドトランジスター用の高移動度電子輸送高分子

A high-mobility electron-transporting polymer for printed transistors p.679

doi: 10.1038/nature07727

生化学:小胞体ストレス応答のIre1高次集合体を介したシグナル伝達

The unfolded protein response signals through high-order assembly of Ire1 p.687

doi: 10.1038/nature07661

医学:レトロウイルスのキャプシド集合におけるミッシングリンクの可視化

Visualization of a missing link in retrovirus capsid assembly p.694

doi: 10.1038/nature07724

Letters

宇宙:クェーサーのホスト銀河でビッグバン後10億年以内に起こったキロパーセクスケールの非常に大規模な爆発的星生成

A kiloparsec-scale hyper-starburst in a quasar host less than 1 gigayear after the Big Bang p.699

doi: 10.1038/nature07681

工学:半導体における光注入された電子のスピン状態トモグラフィー

Spin state tomography of optically injected electrons in a semiconductor p.702

doi: 10.1038/nature07729

材料:伸縮可能な透明電極向けのグラフェン膜の大規模パターン成長

Large-scale pattern growth of graphene films for stretchable transparent electrodes p.706

doi: 10.1038/nature07719

気候:完新世における亜寒帯北大西洋表層の温度と塩分濃度の振動

Holocene oscillations in temperature and salinity of the surface subpolar North Atlantic p.711

doi: 10.1038/nature07717

古環境:暁新世新熱帯の巨大なボア科ヘビ類化石は過去の赤道域では現在より気温が高かったことを示唆している

Giant boid snake from the Palaeocene neotropics reveals hotter past equatorial temperatures p.715

doi: 10.1038/nature07671

進化:化石ステロイドに記録されたクリオジェニア紀の普通海綿類の出現

Fossil steroids record the appearance of Demospongiae during the Cryogenian period p.718

doi: 10.1038/nature07673

免疫:ヒトナチュラルキラー細胞のサブセットは粘膜免疫へIL-22を供給する自然免疫細胞である

A human natural killer cell subset provides an innate source of IL-22 for mucosal immunity p.722

doi: 10.1038/nature07537

生理:RHEB-1を介したシグナル伝達が、断続的飢餓による線虫の寿命延長に関与する

Signalling through RHEB-1 mediates intermittent fasting-induced longevity in C. elegans p.726

doi: 10.1038/nature07583

細胞:クラミジアはゴルジ体を断片化して増殖する

Chlamydia causes fragmentation of the Golgi compartment to ensure reproduction p.731

doi: 10.1038/nature07578

生理:小胞体のストレスシグナル伝達部位へのメッセンジャーRNAのターゲティング

Messenger RNA targeting to endoplasmic reticulum stress signalling sites p.736

doi: 10.1038/nature07641

生理:ペプチド神経伝達物質はNALCNとUNC-80からなる陽イオンチャネル複合体を活性化する

Peptide neurotransmitters activate a cation channel complex of NALCN and UNC-80 p.741

doi: 10.1038/nature07579

細胞:張力のかかった核タンパク質フィラメントからのRAD51タンパク質解離の計測

Counting RAD51 proteins disassembling from nucleoprotein filaments under tension p.745

doi: 10.1038/nature07581

「Journal home」に戻る

プライバシーマーク制度